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音楽が足りない。単純にそう思っていた。というのも、日頃の生活のなかで、いかに音楽を聴く時間を持てるかという問題に直面してしまったのだ。学校の空き時間があるとはいえうまい具合にあるわけではないし（結局グダグダ過ごしてしまうだけなのだが）、夜のジョギングでは汗をかきまくるのでとてもヘッドフォンなど付けては走れない。となると、休日にどこかに行く際に電車で聞くくらいだ。

これではいけないと思っているうちに、導き出された結論は…。

写真を見てのとおり、チャリにスピーカーを付けるしかなかったのだ。これはAmazonで見つけた品だが、本来風呂場で使うものらしく、防水仕様なのだ。だから雨で壊れる心配はない。小学生のとき、チャリに液晶テレビを付けたのだが、雨が降って壊れたことがあった。当時は悔しかったものだ。

表面は特殊な透明フィルムになっていて、その内側にプレーヤーを入れたまま操作できるのだ。iPodだけでなく、サイドにキーがある場合でも問題なく操作できる。これはなかなか賢い製品だ。

ボリュームや電源は背面にあるので、慣れるまで操作が大変だった。だが、スピーカーのボリュームを最大にしておいて、プレーヤー側で調整すれば何ら問題はない。

ちなみに、こいつなかなかすごい。なんとFMラジオも聴けるのだ。チューニングがアナログなのはまあ仕方ないとしても、感度はよい方だと思う。チャリがちょうどアンテナになってくれているのかもしれない。

カバーを開けた状態。ここにプレーヤーを接続して、カバーを閉めれば準備完了となる。

よく見ていただければわかると思うが、今回は針金やガムテープなどを一切使わずに固定した。使ったものは、マジックテープ、引っかける金具のついたゴム紐、滑り止め用のゴムシート、（この写真の）不思議な形の金具、ナットとネジ。なんとそれだけだ。つまり脱着可なのだ。仕様上、このようなハンドルのチャリにしか付けられないとは言え、脱着できるということは、長期不在にする際に盗まれる心配もなくなるということだ。なんと素晴らしいのだろう。

小学生～中学生時代を振り返ると、初期のラジカセは針金固定で、2代目のスピーカーはガムテープ固定だった。それはなんともみっともないスタイルで、恥ずかしいものだった。だが、今回は違う。写真では伝わりきらないだろうが、本当にスマートな仕上がりなのである。お近くに住んでいる人は、是非見に来ていただきたい。チャリで来てくれれば、一緒にサイクリングに行きましょう！

ただ、一つ難点を言うとしたら、幹線道路だとトラックの音にかき消されて、あまり聞こえないのです。もちろん、普段の通学ではうるさいくらいなので、そこは大丈夫ですが。あと、交差点で止まってしまったときの恥ずかしさには、慣れるまで少々時間がかかりそうです。

あと、友人のブラッドリー（恥ずかしさをこらえて一緒に通学してくれている）に指摘されたこととしては、選曲がかなり重要だということです。他人にもやむを得ず聞かせてしまうわけですから、みんなが楽しめる曲であったり、ノリのいい曲である必要があるでしょう。今日は、サザンのアルバム「海のYeah!!」のDisc1（主に、愛しのエリー，勝手にシンドバッド，真夏の果実など）で通学しましたが、これだとおばさん世代も十分に知っているので、交差点で止まったときも一緒に楽しめること間違いありません。帰りに、某交差点で幼稚園の子供を乗っけたマダムに遭遇しましたが、そんなに変な目で見られることはありませんでした。

みなさんも、チャリにスピーカーを付けてみてはいかがですか？

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TWINBIRD AV-J122W FMラジオ付防水スピーカー iPod対応 x ZABADY ホワイト

この製品ですが、ホワイトとブラックがあるので、チャリのカラーに合わせて選ぶといいと思いますよ。あと、エネループもついでに買った方がいいですね。電池を結構消費すると思いますので、充電式がベターです。