秋のおわりの短歌たち「清秋の恋」

恋をして「フランク2で待つ!」という暗号をふと思い出すだけ いやしかし、彼氏がいるとかいないとか。そんなの関係ない、はいおぱぴ。 ルービックキューブのように人生はすべてがうまくいくわけじゃない 6面がすべてそろわなくても きっと人生はそれでイナフだと思う トニックな恋愛...

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夏の終わりの短歌集「台風一過」

コンタクトレンズを使ってみたいなと わけあって少し思ってる秋 「このファイルPDFにしたいのよ」 書き換えれない思い出もまた 恋をしていたひとからの突然の電話は僕を秋へ連れてく マジだった 君に惚れてたあの夏もいまは思い出 台風一過

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春あるいは梅雨の短歌たち「季節は過ぎて」

自身のTwitterをさかのぼって"#tanka"を含むツイートを数えれば、そのときにどのくらい恋をしていたかがわかる。そして、それらの歌から、当時の気持ちがわりと詳細に思い出される。そういう点で、短歌は写真に近いものがある。 2013年3月から6月の短歌をまとめた。 ...

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2013冬の短歌たち「冬とネギ」

トニックな人に恋した年初め 今ならサビへ行ける気がした 七輪に餅を並べてムツーキの夕陽はにくい 恋したくなる ひとつずつカーソル左に移動して1,200字を遡る恋 おしるこの塩気のようにあまりにもさりげないけど大切な人 人生のようじゃないかと積分を解いている子に言ってみる...

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秋から冬への短歌たち「セブンス」

持っていく本を選んで時間だけ過ぎていくのも秋というもの 人んちで寝坊して家主もいないけどコーヒーいれて朝のしあわせ 街を吹く風も冷たくなってきた 僕の気持ちも衣替えしよう 今はなきCD屋さんのサービス券 出てきて時の過ぎること知る それぞれの夜が明ければ快速を待つ人々の...

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9月の短歌たち「秋のはじまり」

なんでかな いつも以上に酔ったのは きみの笑顔が切なかったから リツイートしてほしいんだ本当は 「すきです」という僕の気持ちを 夏過ぎておそるおそるの手探りのラインをやりとりして25時 別に聞くわけでもないのにジャズたちを5枚も借りて帰る土曜日 外へ出て空を見上げて60...

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7~8月の短歌集「夏にサヨナラ告げる日なんです」

いろいろと考えさせる 金曜の千と千尋は見てないけれど ツイッターに張られし恋の伏線の回収されること祈ってる 熱っぽい夜は夏風邪 アイツからうつされたなら許しちゃうけど リプライを飛ばすか否か悩んでるような真昼のレモンスカッシュ 恋をして UVカットでさえアツい電車の窓に...

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6月の短歌たち「梅雨と短歌、そして君」

ぼくは梅雨が苦手です。だけど、梅雨の晴れ間ほど何かを期待させる空はないと思うんです。6月にツイートした短歌をまとめました。 梅雨と短歌、そして君 寝て起きてタイムラインで知る地震 そろそろ君に会いに行こうか iPhoneにサザンを入れて夏はまた来るのだろうか問う梅雨の夜...

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3~5月の短歌集「君に似たひと」

夕暮れと缶コーヒーと霧雨と君にさよなら告げて3月 焼肉の煙はきみの思い出を燻製にして春へ連れてく すごくよい歌だったのに春晴れの伊那に忘れてきた上の句を 空席をたくさん乗せて雨の中街へと向かう 春へと向かう あの人に送りたかった春のうた思い出せずに雨のなか行く 今年一暖...

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2月の短歌たち「冬から春へ…」

Twitterで短歌を詠むことが、最近の楽しみのひとつになりつつあるのですが、あとから読み返すことも面倒だし、何かいい方法はないかと考えていました。そこで、先日書いたのですが、iftttというサービスにたどり着きました(その記事)。ハッシュタグ #tanka を付けてつ...

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