秋の信州をドライブするなら「信州めぐりフリーパス」が最強

史上最高の暑さだと毎年のように言われている気がしないでもない夏という季節(史上最高に長い主語になってしまった)がようやく終わり、気持ちのいい秋がやってきた。信州の秋は控えめに言って最高である。すべての季節の中で、信州においては秋が一番である。異論は認めない。

Canon EOS 6D Mark II (f/11, 1/100sec, ISO-160)

ちなみに、この写真は数年前に権兵衛トンネルの手前あたりで撮ったものだ。あまりにも紅葉が美しいものだから、車を路肩に停めて夢中で撮ったことを覚えている。権兵衛は10月末から11月中旬くらいが、ちょうどこのくらいの色合いだ。

さて、この素晴らしき季節。カメラと三脚を車に積み込んで、北から南まで全信州を走り回りたいものだが、なんせ信州は広すぎる。飯田市から長野市までの道のりは、練馬から群馬の先端まで行く距離感と同じだと思ってくれれば分かりやすい。

そのため、移動時間や高速料金がどうしてもネックになる。例えば、平日に飯田ICから長野ICまで行ったら約2時間、料金は3,910円である。また、軽井沢まで全行程を高速で行ったものならさらに恐ろしい料金になってしまう。

朝早くから日が沈むまで、多くのビュースポットをまわって写真を撮りまくりたい僕としては、高額な高速料金はあまり嬉しいものではない。

信州めぐりフリーパスなら5,600円で2日間乗り放題

そこで、今日は「2020信州めぐりフリーパス」を紹介しようと思う。NEXCOがやっているこの企画、毎年のことながら夏から秋限定である。具体的には、2020年7月23日~11月30日。ただし、お盆前後は除かれる。

肝心の対象エリアだが、新潟方面は信濃町IC、名古屋方面は飯田山本IC、東京方面は諏訪南IC、群馬方面は碓氷軽井沢ICまでである。碓氷軽井沢ICは群馬県だった気もするけどエリアに入っているのは地味にありがたい。アウトレットがあるからね。逆に、小淵沢や園原はエリア外なので要注意だ。

今日は簡単に紹介するけど、間違いがないとも限らないので、詳細はNEXCOのサイトで確認していただきたい。記事の一番下にリンク貼っておきます。

プランはおおむね次の3種類ある。

  • 周遊プラン(5,600円/2日間)
  • 首都圏出発プラン(9,700円/2日間)
  • 名古屋出発プラン(8,700円/2日間)

この価格は普通車のものだが、軽自動車だとさらに安い。ていうか、軽自動車って高速料金安いんだね。軽で高速乗ったことないから知らなかった。そりゃ軽自動車ばかり売れるわけだ。

周遊プランは、長野県在住者や信州でレンタカーを借りる人向け。2日間乗り放題で普通車5,600円だ。先ほど書いたように、飯田ICから長野ICまで片道3,910円なので、たとえ1日だけの利用だとしても、平日であればこのフリーパスを利用した方がお得である。平日に2日連続で出かけるときには最強である。

首都圏出発プランと名古屋出発プランは、それぞれ関東近郊や名古屋近郊から信州までの往復料金と、周遊エリア乗り放題がセットになっているプランである。2日間プランと3日間プランがあり、最も高額な名古屋出発3日間プランでも普通車10,700円だ。破格である。ちなみに、首都圏出発プランはGoToキャンペーン再開にあわせて、本日10月1日から開始になったようだ。

申し込みは出発直前までOK

フリーパスの購入はNEXCOの専用サイトでETCカード番号を入力して、日付やプランを選択するだけで、実に簡単である。前日までの申し込みが必要なのかなと思いきや、ありがたいことに出発直前でもOKだ。急なドライブであっても、往復5,600円を超える距離であれば、高速に乗る前に路肩に停車してでも申し込んだほうがよい。

ちなみに、ETCゲートやカーナビには通常料金が表示されるが、カードの引き落としはフリーパス料金になっているので心配は不要である。

なぜ通年やってくれないのか

こんなにも素晴らしい企画なのに、どうして夏から秋だけなのだろうか。まあ交通量などの大人の事情がいろいろあるのだろうが、ユーザーとしては通年でやってほしいと願ってやまない。

信州に生まれ育って30年が過ぎたが、まだまだ未開の地がたくさんある。というより、ほぼほぼ未開だ。一生かけてたくさんの信州を撮り尽くしたいものだ。

NEXCO東日本「2020信州めぐりフリーパス」

ここから余談。ドライブレコーダーって前後録画モデルが主流だけど、今買うならこの辺かな。前後でそれぞれ別のモデルを設置するのもありだと思う。GPS搭載なら時刻も同期とれるし。

買い物しようよ!

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