どうも、こんばんは。ネットがつながらないトラブルが発生したときは、「恋のルーティングテーブルが何者かに書き換えられました!」というクロエ・オブライエン張りの台詞をキメてみたいと思っているIPPEIです。
さてさて、2025年6月末のことだが、自宅(実家)の固定電話を解約した。僕が生まれる前から使っていた何十年もの歴史に幕を閉じたというわけである。余談だが、電話番号を廃止すると、哀しいかな、基本的には二度と同じ番号は取得できない。
ここ数年は固定電話にかかってくる電話もほとんどなく、セールスと思われる不審な着信か、FAXの送受信に使っていたくらいだ。両親も65歳くらいになり、オレオレ詐欺に引っかかってもよくないし、そろそろ固定電話は廃止したいと以前から思っていた。
自治会とかJAとかとのやりとりはいまだにFAXを使うこともあるらしく、両親は不安そうにしていたが、「今日日FAXはないでしょう!」って堂々と言えばいいんだと教えておいた。笑
自宅のネット環境は、フレッツ光ネクストで、契約先はコラボ事業者の「enひかり」だ。業界最安値でありながら、サポートの対応がたいへん良いと思う(すぐつながるし、専門的な話もサクッと通じる)。今回も、電話しただけで簡単にひかり電話廃止の処理をしてくれた。日割り計算はできないとのことで6月30日の15時に廃止することになった。
ホームゲートウェイから単体ONUへの交換は8千円かかる
さて、今まではNTT東日本のONU一体型ひかり電話対応ホームゲートウェイを利用していた。ひかり電話廃止にともない単体のONUに交換になるのかと尋ねると、必ずしも交換の必要はなく、そのままの環境で電話が使えなくなるだけのことらしい。
また、単体ONUに交換する場合は、派遣工事が必要になり、8千円ほどかかるとのことだ。情報を書き込んだONUを配送してくれれば済みそうな気もするのだが、まあNTTのルールがあるのだろう。まあ、そのうち8千円払って交換してもらうとして、今回はそのままにすることにした。
ひかり電話廃止と同時にネットがつながらなくなる
さて、ひかり電話廃止のタイミングは、僕は自宅にいなかったのだが、防犯カメラがオフラインですという通知がスマホに届いた。嫌な予感。ホームゲートウェイ傘下にブリッジモードで接続しているDecoもオフラインになっていてアクセスできない。
なんか、おかしいぞ。ということで、すぐに家に帰りチェックすると、ネットがつながっていないではないか。
GoogleなどIPv6対応のサイトにはアクセスできるが、IPv4のサイトにはつながらない。v6プラスがつながっていないことはすぐに察しがついた。とりあえずHGWを初期化して管理画面に入ってみる。ルーターの管理画面とは別に、 "https://192.168.1.1:8888/t" というURLを叩くとフレッツジョイントという管理画面が開き、そこにv6プラスの設定が表示されるべきなのだが、空欄になっている。
enひかりのサポートに連絡してその旨を伝えたところ、HGWの情報が削除されてしまったっぽい。v6プラス対応ルーターは何か持っているかと聞かれたので、自前のルーターをONU部分のLAN端子に接続して利用することを伝えた。最大3時間ほどで情報がアップデートされるので、ルーターを自動判別もしくはv6プラスモードにしてつないで待ってくれとのことだった。そもそも、ひかり電話なしでHGW利用、しかもv6プラスっていうケースは普通はありえないからね。
いままでブリッジモードで使っていたTP-Link Decoを初期化して、ルーターモードに設定、ONUのLAN端子に直接つないで待つこと3時間弱、ようやくv6プラスを認識してネットにつながるようになった。
ひとつ発見したこととしては、IPv4アドレスが1つだけ変わったことだ。今までxxx.xxx.xxx.96だったのが、末尾が.97になった。僕の推測だけど、ひかり電話ありの回線を解約→ネットのみの回線を新規契約みたいな内部処理をしているのではないだろうか。
あと、もうひとつ。Decoのv6プラスはなんか安定しないし、速度もちょっと遅い気がする。IPv6の設定画面もいまいちよくわからない。パススルーとかRAっていう選択肢があれば分かりやすいんだけど、うーんって感じだ。
やっぱり中華製では最高のパフォーマンスは得られなそういうことで、v6プラスにしっかり対応した日本製のルーターを買うことにした。定番のYAMAHAのRTX830あたりは仕事でも触ったことがあるし安心感があるのだが、なかなか高級で、中古でも2万円ほどする。というわけで、今回はNEC UNIVERGE IX2106をヤフオクで9千円で入手した。
まともなルーターが欲しくなり、中古のNEC IX2106を入手した
最新のファームウェアであればv6プラスの設定もGUIから簡単に行える。ひととおり設定して、Decoはふたたびブリッジモードでつないだ。やはり業務用ルーターというだけあり、600Mbpsくらいは安定して出るようになった。
またNEC独自のDDNSも利用でき、リモートでルーターの管理画面にアクセスできる機能なんかもおもしろかった。L2TP/IPSecも対応しているが、v6プラス環境だと該当するポート番号が使えないので利用できない。この辺については、v6プラスにバッチリ対応しつつ、OpenVPNやSSTPに対応しているSynology RT6600axに軍配が上がる(アパートで利用中)。なんでYAMAHAもNECも、高性能なVPNを搭載しているのに、OpenVPNやSSTPを載せないんだろうね。まあ、業務用には使わないか。
てなわけで、自宅のネット環境は少しだけアップグレードした。あとは、やはり無駄に場所を取るホームゲートウェイを片付けたいので、また近いうちに単体ONUへ交換を申し込もうと思っている。
NTT@ビリングのクレジットカード払いが新規契約扱いになった
enひかりの支払い方法はNTTファイナンスの収納代行が採用されている。つまり、enひかりに直接クレジットカードを登録するわけではなく、NTTファイナンスから届く案内に対して、コンビニ払いするなりクレジットカードを登録するなりする仕組みだ。このあたりも、徹底的に経費を削減して利用料を安くしようとするenひかりのスタンスが垣間見える。
さて、6月末にひかり電話を廃止して約1ヶ月後の7月下旬、NTTファイナンスから請求書が届いた。いわゆるコンビニや銀行で払うタイプの払込用紙だ(最近は各種アプリでバーコードを読み取れば払うことができるので便利だよね)
enひかりサポートセンターに電話して確認したところ、簡単にいうと以下のようなはなしだった。ひかり電話の廃止に伴い、新規契約みたいな扱いになっており、お客様番号(10桁の数字)も新しくなってしまった。そのため、収納代行もリセットされてしまい、請求書が郵送された。クレジットカードの登録は@ビリングのウェブサイトからする必要がある。ちなみに、払込用紙での支払いは請求書発行手数料が上乗せされているので、早急にカードを登録した方がよい。
この記事に登場したガジェット
リンク先は最新機種のIX2107だが、たぶん2106とそんなに変わらない。型落ち上等。
Loading...
Decoはブリッジモードで使うにはスペック十分。コスパいいと思う。僕は2台使っているが、接続はもちろん有線である。
Loading...
コメント
おや、コメントがまだありません。