最近のマイブームは橋本図書館の外にある円形ベンチ。ベンチと言っても内側に円卓があって、外向きにも内向きにも座れるという画期的な設備。図書館は席が埋まっていることが多いので、自然とそこに落ち着くことが多い。最近ではこっちのほうがよいと思うようになった。静かすぎないし、飲食も自由。

何がいいって、やっぱり円形ってのがいい。隣で知らない人が勉強してる。今日の隣は司法試験の勉強してたり、もう一方は高校生が数学やってたり。何気に感じてしまう、「みんな頑張ってるんだ、俺も頑張らないと」。

特に夕方の5時くらいが一番好きで、吹き抜けの向こう、西側の窓から差し込む光が素晴らしいのだ。白いノートのページは、電球では決して表現できない青春なオレンジ色に染められる。

というわけで、最近は週に何回か行っている。駐輪場が2時間まで無料なので、2時間だけで集中して読書しようという意識も持てていいんじゃないかと思う。

それでやっと本題。自分の部屋には机はなく、あるのは70×50cmくらいのちゃぶ台のみなのだ。ラップトップ置いたら、その手前にA4のテキストはもう開けない。要するに勉強するにはキツい。腰もキツい。

机を買うのはお金がかかるだけでなく、貴重な部屋のスペースを奪ってしまうことになる。そうすると、結論としてあり得るのは、橋本図書館かその外の円形ベンチで勉強するということなのだ。まあこれからは日も長くなるので大学図書館でもいいのだが、飯を済ませてから行きたいときには前者の方が合理的だ。休日にはチャリで大野図書館まで行くのもオシャレかもしれない。市内だけど同じID使えるのかな。

都会にはそういう施設(無料で勉強できる空間)やコーヒー屋が充実してるから、机なんかなくたって生きていけるんだよね、という話をさっき某友人とした。まさにその通りだと思う。

こういうことは書くべきじゃないかもしれないけど、田舎の例として某伊那市を挙げるほかはない。いなっせの自習室は登録制(登録すりゃいいだろって話だけど)だし、同1階の某カフェは「勉強お断り」と表示している。市立図書館のデスクも勉強しちゃいけないと書いてある。某ファミレスは勉強してると追い出されるらしい。残念だが、これが田舎のクオリティだ。

学生たちが本当に求めているものは、静かすぎない勉強スペースだ。隣の人が見えなくなるだけの仕切りなんか必要じゃない。ベンチとテーブルさえあればいい。あと自販機とか、近くにマクドがあったら文句なし。そしたら朝から晩まで勉強したくなっちゃうでしょ。俺の住んでるこの街は、少なくともそれらの要素を満たしている。欲を言うなら、図書館内を「しゃべれるエリア」と「静かにエリア」に分けてほしい。最近流行りの分煙の感覚でね。

図書館や円形ベンチが満席なら、近くのスタバやマクドに行けばいい。スタバを高いと思っている人もいるだろうがそれは違う。グランデ1杯で4時間勉強したら、かなりコストパフォーマンス高いじゃないか。ドリンクを買うのだと思わずに、その空間を楽しむ権利を買うのだと思うべきだ。まあ、マクドだったらコーヒーおかわり自由だけど、前者と後者の決定的な違いは机のきれいさにある。だから俺はいつもスタバに行くのだ。

話が蛇行しまくったが、要するに俺の言いたいことは「机は買わないぞ」ということ。この市に税金払ってるわけじゃないけど、ありがたい公共施設を利用しまくろうと思う。