最近、というわけでもないが、私が一年中ハマっているもののひとつに、Twenty Fourシリーズがある。キーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーは常に的確に行動し、そして誰よりもかっこいい。たとえ1時間だけでも見てしまうと、24時間見ないわけにはいられなくなる、禁断のテレビドラマだ。アメリカ本土では、これを週に1時間ずつ、24週(5ヶ月くらい?)かけてオンエアしているのかと思うと、焦らしプレイにもほどがある。日本でいうところの大河ドラマ的なスケールだ。もちろん予算はそれの比ではないだろうが。
Twenty Fourに出会ったのは高校生のときだった。BSで深夜1時から3時あたりまで毎晩オンエアしてるものだから、当然見てしまって、次の日の授業はよく寝たものだ。友人はみんなTwenty Fourが好きだった。川村くんも大ファンだったし、俊太郎くんなんかTwenty Fourごっこをしていたものだ。
その頃のテレビ放送のおかげで、シーズン6までは一通り見たはずなのだが、ちゃんとしっかり最初から見たくなってしまったのが約1年前だ。川村くんがシーズン1~3のトリロジーDVDボックスを持っていたので、それを借りて約1年かけて見た。そして、春休みにシーズン4を見て、前期の授業が始まってからシーズン5を見た。シーズン4は、ニシザワの商品券が手に入ったので駒ヶ根TSUTAYAで一気に借りた。シーズン5は、ヤフオクで1,700円で落札した(見終わったので再度売れば非常に合理的だ)。そして今、シーズン6を橋本TSUTAYAの100円セールに便乗して全部借りて(もちろんリデンプションも借りてきた)、見始めてしまったことは言うまでもない。
さて、やっぱりシーズン5は群を抜いて面白かった。問題が次々と現れ、気が休まるところがないのだ。セントックスガスの致死性は半端なく、標的のビルに入っていくシーンなどではつい自分も息を止めてしまう。そして、これでもかと言わんばかりの裏切り者の登場。現場、政治、そして権力が、そのストーリーを左へ右へと揺らしていく。そして、最後の最後の、中国政府…。「なんなのもう!」きっとディスプレイに向かって叫んでしまう。
ジャックはもちろんだが、彼をとりまくすべての登場人物がみんな素晴らしい。特に、ビル・ブキャナンは最高である。上司にしたい有名人ランキングなんてものがアメリカ本土でもあったとしたら、間違いなく1位だろう(IPPEIの推測)。冷静で的確、だが情もあって、そして何より部下を信頼しているのだ。それから、毎度のことながらクロエ・オブライエンの活躍も見逃せない。「衛星を動かしてくれ!」「もうやってます!」― このやりとりは何度聞いても飽きることはない。そして、クロエといえばエドガーも見逃せない。シーズン5でのエドガーはちょっと切ない。
ファンを虜にしているのは、緊迫感やジャックのかっこよさだけではないと思う。Twenty Fourは多大なメッセージ性を持っている。ひとつは、悪とは何であり正義とは何であるかということであり、そして、本当に正しいことは私たちの一体誰が分かりうるのだろうかということだ。決まって、中東やロシア、中国が敵として登場し、テロリストは「大義」に従って自爆さえする。シーズン5の冒頭で ジャックはつぶやく ― 「一体何をどうしていいのかわからない。」
そして、もうひとつは、自己啓発的なメッセージだ。毎度のことながら、Twenty Fourを見たあとに抱く感情は、何事においてももっと真剣に行動しよう、ということだ。24時間あれば、いくつものテロの脅威から国を守ることだってできる。もちろん、ジャックになることはできない。だが、彼を目標にして生きることはできる。どんなにハードな日常だって、自分はジャックだと思い込めば、きっと切り抜けられる。
ジャックはいつだって階段を真剣に駆け下りる。そして、ドアを蹴り開けて叫ぶんだ ―「クリア!」
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コメント
@acb
こなだいは友達申請ありがとうございました。またよろしくお願います~!
お久しぶりです。
突然なんだけど・・・こんな企画を思いついたんだけど
どうお思うか率直に聞かせてくれないでしょうか?
http://plaza.rakuten.co.jp/sennjyou3033/diary/201107050000/
初めは上伊那で・・・と考えたんだけど 行政の調整が面倒
まずは第一歩ですが・・・