進化と退化

昼下がりに、近所のコジマへ行ってみた。特に買うものもないが、最新家電や価格相場をチェックするためだ。

ソニーの液晶テレビ「ブラビア」はよくできている。画面のインターフェイスは美しく(当然、番組表も見やすいし、すべてのフォントにアンチエイリアスが施されている)、本体のデザインも非常にスタイリッシュだ。俺はシャープの1年前の機種だが、今のソニーと比べるとデザイン的に物足りない。

ところで、ブラビアの大きな特徴はリモコンだ。なんと2.4GHz無線なのだ。最初に使うときに関連付けの設定が必要らしいが、今までのように向かいのお宅のチャンネルを変えるようなことはできないという点で、たいへん素晴らしい。何より便利なのは、特に寒い季節、布団の外へ手さえ出したくないときには重宝するに違いない。

家電量販店を1時間見ているだけで、技術の進化を感じることができる。これは素晴らしいことだ。ネットでいくらでも調べられるが、やっぱり現物を見て初めてレビューができるものだと、俺は思っている。

ところで、「進化」の対義語はなんだという議論は、一概に不毛とは言えない。辞書的には「退化」なのだろうが、NOT 進化という直訳を考えると「無変化」の方が落ち着く(もちろん、対義語の概念でNOT否定は認められないだろうけど)。無変化とは、物理学でいうところの慣性に従っている状態なのだから、もし動いているなら動き続け、しかし加速はしない。動き続けるならいいじゃないかと言う意見は無変化を肯定するかもしれないが、そういうわけにはいかない。なぜなら、どうしたって俺たちは重力や摩擦力といった存在を忘れることができないからだ。

ある識者が言っていたセリフに、「現状維持は衰退の始まりである」というものがある。この言葉は、かつての俺に稲妻を走らせ、俺を天竜川まで全力疾走させた。それほど深イイ言葉だ。要するに、コンスタントに歩いているつもりでも、重力や摩擦力に負ければやがて止まってしまうということ。つまり、俺たちには加速が必要なんだ。

買い物しようよ!

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