そろそろ本当にFacebookから離れたくなった。自分のつぶやきが5,243RTされるのは全然嫌じゃないのに、Facebookの投稿にやたらと「いいね!」を押されるのが無性に気持ちが悪いのはなぜだろうか。理由は、どうでもいいと思う。気持ちの悪いものには、近づかなければいい。それが僕の答えだ。
しかし、相手はもはや世界を支配しているといっても過言ではないFacebookだ。強い依存性がある。確固たる意思とかいうレベルで簡単に辞められるようなものではない。具体的な対処が必要だ。
まず、iPhoneからFacebookをアンインストールした。これでプッシュ通知の滝におぼれる必要もなければ、よくわからないイベントの招待が来ることもない。Facebookアプリを削除しただけで携帯端末がこれほどまで静かになるとは知らなかった。そして、ブラウザのブックマークツールバーの左から11番目に置かれていたFacebookのブックマークを削除した。いつだって夜になれば、無意識のうちにそいつをCtrlキーと共にクリックしていたからだ。だが、それだけでは不十分だということは、十分わかりきっていた。ここまでは以前にもやったのだが、1週間のうちに挫折したのだった。
僕が考え出したきわめつけはこれだ。セキュリティソフトのブロックするURLのリストに "*facebook.com*" を追加するのだ。復唱しよう「アステリスク、フェイスブック・ドットコム、アステリスク!」 この設定は簡単なうえに、効果は絶大だ。わざわざ検索窓にfacebookと入れて訪れようとしても「そのページは危険です!」と赤い画面が出てきて僕たちに気づかせてくれる。さらには、そこらのサイトに埋め込んであるFacebookのコメント欄もちゃんとブロックしてくれる。これで、僕のインターネットからFacebookが完全に消えたのだった。
コメントも、ウォールへの投稿も、友達リクエストも、さらにはメッセージさえも、今日から僕にはまったく伝わらないが、どうか悪く思わないでほしい。僕はまったく悪いなんて思っていないから。笑
ここ最近、こんな話をいろいろと書いてきたわけだが、なんだかんだいって一番キモいのは僕だったと気がついた。冷静に考えたら、僕の友人リストのうち、アクティブユーザーは3割くらいなんじゃないかって気がしてきたからだ。そんな中で「Facebookはよくないいね!」とか言いながら、「いいね!」欲しさに写真や短歌を投稿していたのは、他でもない僕だったからだ。人にウケそうな写真を撮ることを考え始めていた自分に気がついて、もうダメだと思った。
この頃またブログを書くようになった。少しだけど読んでくれている友達がいて、「とっても共感したよ」と言ってくれたり、あるいは反論してくれたりすることが、素直に嬉しい。たまに電話をくれたときに「いつもブログ楽しみにしてるよ」と言われたときには、もう涙が出てしまう。「いいね!」と比べたら数にしたらわずかだけど、そういうのって本当にありがたいと思う。大切なことはuncountableなんだと気づかされる。つながっていたいと思う人とつながっていることができれば、僕にとって十分だし、それ以上のしあわせはない。
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