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辞書を引くことの楽しさ

iPhoneのアプリの中で、メールやTwitterといった類いに次いでよく使うものといえば、大辞林だ。数ヶ月前に買って、最初はあまり使わなかったのだが、じわじわと使うようになってきて、今では必須アプリのひとつとなった。

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ウェブ上の記事や書籍を読んでいると、どうしても読めない漢字や、意味を知らない言葉に遭遇する。そんなとき、以前の僕は、前後の文脈から適当に補完することでやり過ごしていた。今になって考えると、それは恐るべきことだ。せっかく知らない言葉に出会ったのに、出会わなかったことにしてしまうということだからだ。だが、今はちゃんと調べるようにしている。大辞林のアプリは手書き検索もできるから、難読な漢字を多用している小説を読むときにもとても便利だ。特にこれといってブックマークなどは使っていない。同じ言葉に遭遇したとき、思い出せなかったらまた引けばいいだけのことだからだ。

こうしてブログを書いているときや、あるいはTwitterにツイートを投稿しようとするとき、頭に浮かんだ言葉やその用法が正しいか不安になることがある。以前の僕は、正しいと決めつけてそのまま書くか、あるいは自信のある別の表現に置き換えることでやり過ごしていた。だが、最近の僕は、いちいち辞書を引いて、品詞や活用、そして用例を確かめてから、その言葉を使うようになった。もしかしたら、面倒くさいことをしているものだと思われるかもしれないが、慣れてしまえばどうってことではない。むしろ、目的の単語を調べることで、その言葉の派生語を使うという選択肢が生まれる。例えば「訝しい(いぶかし・い)」という形容詞を引くと、「訝しむ」と「訝る」という2つの動詞、「訝しさ」という名詞、「訝しげ」という形容動詞が出てくるだろう。

また、漢字で書くかひらがなで書くか迷うこともよくある。そんなときも辞書を引けば、常用漢字表にある漢字か否か、常用漢字表にある音訓か否かを、とりあえずは知ることができる。もちろん、常用漢字表に忠実であるべきというわけではないが、自分で判断するための参考になる。辞書によって表記はさまざまだが、大辞林の場合は、▼が常用漢字表にない漢字、▽常用漢字表にない音訓、《二重山括弧》で囲まれたものは常用漢字表付表に含まれる単語である。

このように、辞書というものはマメに使うと結構おもしろいものだ。しかもアプリ版なら、書籍のものより安いし(たぶん)、何よりかさばらない。電子辞書の登場は僕たちの生活を格段に快適なものにしたけど、アプリはその比じゃない。実際に僕は電子辞書などしばらく使っていない。僕のiPhoneには、オーレックス英和・和英辞典もインストールされている。

インストールするとめっちゃ使うけど、しなければしないで特に困ることもない辞書アプリ。僕は決して高いとは思わないが、それでも2,500円もしたら買うのをためらってしまう人も少なくないと思う。だから特におすすめしたいというわけでもないけど、騙されたと思って購入してみてはいかがだろうか。例によって一番大事なことは最後に書くのだが、オフラインでも使えるという点こそが、これらのアプリの一番の価値だと、僕は思う。地下鉄の中でも、フェリーの上でも、それは環境を選ばない。

iTunes Storeで買ってみますか?笑

買い物しようよ!

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