かずひろマンと君と僕 '13 春 ― 今年度の最後を飾る写真は、やっぱりこれだと思う。たぶん、これしかない。
なんだかんだいって、ここまで仲良くなるとは正直思いもしなかった。高校に入学して、クラスに同じ中学のヤツはいなくて、とてつもなく不安で、そんなとき僕の後ろの席だったのが、かずひろマンだ。へんなヤツだった。「写真部入ろうよ」という僕に、ふたつ返事で「入ろう」と言ったのが、かずひろマンだ。授業中はメモ帳をまわし(女子か!笑)、放課後はギターを弾いた。それぞれの恋をして、それを語りあった。高校を卒業しても付き合いは続いた。むしろ、卒業してからさらに仲良くなった気がする。かれこれ、もう8年になる。最近では、会うたびに太鼓の達人をやっている。まだ、達人にはなれそうもないけど。
あまりにもありふれた話になってしまうけど、かずひろマンをはじめ、多くの友だちにお世話になって、ここまで来ることができた。今日は、多くを語るのは無粋だろう。みんな、本当にありがとう。
長いようで短いようで、やっぱり長かった学生生活がついに終わった。たいして何かをしたわけじゃないけど、4年間というありあまる時間の中で多くを考え、自分なりの解を少しだけ出すことができたように思う。それが正しいか否かはまだわからないけど、どっちでもいいのかな、とも思う。正しくなかったら、また修正すればいいだけのことだから。
春は来て、やがてあたりまえのように夏が来るだろう。時間が止まればいいのに、という言い尽くされた常套句は、こういう日によく似合う。明日から社会人になる。意外にも、それほど不安はない。
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