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印刷するだけの文庫本用ブックカバーを作ってみた

例によってこの記事も前置きがメインのごとく長いので、本題のブックカバーPDFをダウンロードしたい方は、一番下までササッとスクロールしていただきたい。

ブックカバーって意外と選ぶの難しいよね

みなさんは文庫本や新書にブックカバーを使う派だろうか?

最近は日本でも多くの書籍がKindleで読めるようになってきたので、そもそも紙の本を持ち歩かなくなった。とは言っても、過去に買って本棚で眠っていた本や人に借りた本、もしくはKindle版がリリースされていない本もまだまだ多く、本を持ち歩くことは避けられない。

そもそも文庫本なんて、単行本と比べて雑に扱うことに罪悪感がないのだから、ブックカバーなんていらないよね、という方も多いと思う。僕は、書籍に限らず買ったものは大切に使わないと気がすまない人種であり、文庫本も例外ではない。というわけで、ブックカバーは必須である。

いままで色々なブックカバーを使ってきたが、やっぱり布製で、それほど高級じゃないものが一番使いやすい気がする。ただ、汚れたからといって洗濯なんかしたら小さくなって本が入らなくなってしまう。また、革製もいいんだけど、内側の摩擦が強いと使いにくいし、高級なやつに限られる。

本好きなら分かってくれると思うが、ブックカバーって意外と奥が深くて、そして難しい。雑貨屋なんかでデザインに惹かれて買ってみたけど意外と使いにくかった、なんてことを繰り返して家中ブックカバーになってしまうものだ。

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A4のコピー用紙が意外とブックカバーにちょうどいい

そんな読書家の僕が、結構昔からよく使っているブックカバーがある。それはなんと、A4のコピー用紙である。意外と丈夫でありながら、しなやかで読みやすい。かといって本のタイトルが外から見えてしまうこともない。ちなみに、本の大きさに合わせて紙を選べば、どんな本でも対応可能だ。A4なら新書まで大丈夫だ。

しかし、当たり前だが耐久性はあまりにも低く、基本的には1冊ごとに使い捨てである。環境保護愛好家から叱責を受けることを防ぐために一応断っておくが、印刷ミスをした裏紙を使うことが多い。

あるとき、ふと思い立って、自分の撮影した風景写真をA4の紙に印刷して、それをブックカバーにしてみた。すると、なんと素晴らしい見栄えではないか。これは最高だということで、その後は時間が許すときは写真を印刷するようにしている。インクジェットプリンターの場合は、フォトショップなんかでちょっと淡くしてあげるといい感じだ。暗いトーンの写真だと、インクで紙がヨレヨレになってしまうからね。

PDFを印刷するだけの即席ブックカバー

印刷するだけですぐ使える、即席ブックカバー、もちろん無料、みたいなコンテンツを、いつか時間があれば公開したいとずっと思っていた。そして、本日、ついに重い腰を上げて制作してみた。

風景写真のシャレオツなブックカバー(無料PDF) のページからダウンロードできます。

Acrobat Readerから印刷するときのポイントは、PDFを「実際のサイズ」で印刷することだ。「合わせる」になっていると、プリンターの印刷可能領域に合わせて自動縮小されてしまう。

Acrobat Readerの印刷設定だけでなく、プリンタのプロパティも必ず確認してほしい。家庭用のインクジェットプリンターの場合、おそらく「用紙に合わせて自動縮小する」的な設定がデフォルトでオンになっている。実によくないと思う。

さて、こだわりポイントは、文庫本と新書の折り目のガイドラインを書いてある点だ。本好きなら知っていると思うけど、文庫本って出版社ごとに高さが若干違うのだ。集英社文庫と講談社文庫だと5mmも違う。高さは余裕を持って1mmくらい多くとってあるので、この線ピッタリで折ればちょうどいいはずだ。

あくまでも試作段階だし、同じ出版社であっても誤差がある可能性は大いにあるので、あくまでもお持ちの本を印刷した紙の上に置いて確かめてから折ってほしい。先にも述べたが、本の高さより1mmの余裕を持って折ることがポイントだ。

上下を折ったら、しっかり折り目を付ける。ここが弱いと、次に左右を折るときに上手くできなくなってしまう。表紙でも背表紙でも好きな方から折って、反対側を折るときは2mmくらい余裕を持って折るのがいいだろう。まあ、その辺はなんとなく試行錯誤していただきたい。

そして、使っていただいた方は、どうか遠慮なく感想や改善点をコメント欄にいただきたい。僕も1冊しか試してないので、まだ本当に試作品なのだ。いい感じになってきたら、ブックカバーにふさわしい写真を選んで、たくさんの種類を公開したいと思っている。まあ、いつになるかわからないけど…。

買い物しようよ!

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