どうも、こんばんは。IPPEIです。
主要3キャリアが足並みをほぼ揃えて発表した新料金プラン、KDDIのpovoが一足先にスタートしました。各社の相違点などは、皆さん既に、多くの記事や瀬戸弘司のYouTube動画などから念入りな情報収集をされていることでしょう。
僕も例外ではなく、3月23日の0時ちょうどに、早速povoに変更してみました。今日はその話です。記事を書き始めたのは23日の夜でしたが、なかなか時間がなく、気がついたら4月中旬になってしまいました。まあ、1ヶ月くらい使ってから書くレビュー記事こそが本物ってことで、ご容赦ください。
乗り換えない選択肢はない
今回のアップデートは、ここ数年の中では最も大きなプライスダウンだ。ぶっちゃけ、これからMVNO各社に乗り換えるメリットは非常に限定的なものになってしまった。povoの場合は、20GB＋5分の通話定額の組み合わせでも月額2,980円（税込3,278円）である。僕は今までauピタッとプランだったわけだが、データ使用量を1GB以内に収めてやっと月額3,200円くらいだったので、povoに乗り換えないという選択肢は皆無だ。
1GBを超えると結局5,000円くらいになってしまうため、今までは、何かとデータ通信を控えるように心がけていた。20GBまで使えるpovoに乗り換えた今では、外出先でも、Twitterは心置きなくスクロールできるし、radikoも聴きっぱなしでも大丈夫だ。
いやいや、20GBどころか1GBにも届かないという人や、音声通話は必要ないという人に限っては、MVNOの低容量プランを検討するのもありだろう。逆に、20GBじゃ足りないとか、自宅に光回線がないから無制限しかありえないぜ、という人もMVNOかあるいは大手3キャリアの無制限プランを検討する必要があるだろう。まあ、要するに人それぞれってことだけど、大多数の一般的なユーザーにとっては、povoをはじめ、主要3キャリアの20GB新料金プランは最適な選択肢と言えるだろう。
ちなみに、20GBに達すると速度制限がかかるのだが、それでも1Mbpsなので、実際そこまで困らないと思う。まあYouTubeとか見るには不便かもしれないけど。また、220円で24時間データ使い放題というオプションがあり、急な出張とか短期間の旅行なんかで、Wi-Fi環境が乏しいときには役に立ちそうだ。もし3日間（72時間）使ったとしても660円である。
回線品質はauと同等だと思われる
切り替えは数分で完了したようで、My auアプリはログインできなくなり、キャリアメールのIMAPサーバーにはアクセスできなくなった。3月23日の午前0時ちょうどに手続きをしたわりには、想像以上に一瞬だった。素晴らしい。
代わりに新しくpovoトッピングアプリというアプリをインストールすることになる。auからの移行なので、今まで使っていたau IDでそのままログインが可能。データ残容量の確認や、トッピングの購入が可能。
電話の発着信も問題ないし、データ通信も今までどおり快適である。そうは言っても数字で確かめたいので、とりあえずアプリで速度測定をしてみたところ、このとおり十分満足できる速度が出ることがわかった。
この速度は今まで測定した中で最速かもしれない。夜の12時くらいだったはずだ。ちなみに、光回線＋Wi-Fi環境だと平均150Mbpsくらいなので、そう考えると、4G回線だけだって十分実用的なネット環境が実現できる。こりゃ、自宅に光回線を引かない人が最近多いわけだ…。光回線がない生活なんて、僕は考えられないけどね。
テザリングも無料で普通に使える
一部心配していた人もいたみたいだが、テザリングの対応も公式に発表されて、心配は杞憂となった。僕の場合は、テザリングはカーナビで利用しているだけだから、それほど使う機会は多くない。しかし、Wi-Fiがない喫茶店でラップトップを開かなければいけないような場面では、テザリングの有無は重要になる。というわけで、一安心だ。
余談だが、今までauのオプションみたいな感じで公衆無線LANサービスのWi2を契約していたのだが、4月になったら使えなくなってしまった。久々にWi2のサイトをチェックしてみたら、「ギガぞう」という名前で、月額税込500円でリニューアルしていた。まあ、都会に住んでいたら契約するかもしれないけど、この田舎だとスターバックスとコメダ珈琲くらいでしか使えないから、まあいらないかな…。ちなみに、500円で5台まで使えるとのこと。
ちなみにこの記事も、近所の喫茶店でテザリングしながら書いている。一昔前とは大違い、モバイル回線とは思えないほどの快適さで、テザリングであることを忘れてしまって危険である。裏でAdobeのアップデートが勝手に実行されて4GBほど消費してしまった。ちなみに、Windows 10のネットワーク設定で従量課金接続をオンにしてあっても、AdobeやDropboxまでは制御してくれない。ブラウザのみ通信可能にする、くらいの制御してくれればいいのにね。さて、今月残り15GB。
キャリアメールは契約変更した瞬間に使えなくなる
ezweb.ne.jpドメインのキャリアメールは、どうやって設定したか覚えてないが、iPhoneにもPCのThunderbirdにもIMAPアカウントとして設定してあった。そして、切り替えが完了した瞬間にアクセス不可になった。povo契約時の注意事項にもキャリアメールは使えなくなりますと確かに書いてあったけれど、さすがにイキナリ過ぎではないだろうか。別に何一つとして大切なメールはないからどうでもいいのだけど、一応Thunderbirdのキャッシュからメールは復元できたのでOKである。
また、キャリアメールでしか登録できないごく一部のクソサービスもあるわけだが、アドレス変更の手続きなんてもちろんしてないし、パスワードも忘れ去られて、詰んだ。今日日キャリアメールしか使えないって何なんだろうね。逆にキャリアメールでは登録できません、というサービスがそろそろ出てきてもいいと思うけど。
僕はもう10年以上、独自ドメインでいくつかのメールアドレスを使っていて、各端末からIMAPでアクセスしている。そして、それらはすべてGmailに的確に転送され、アドレス毎にラベルが付けられ、アーカイブをいつでもどこでも見れるようにしてある。
留守電とか待ちうたも使えなくなる
留守電も対応していないとのことで、こちらも例外なく使えなくなった。まあ、今までも一応オンにしてあったけど、留守電にメッセージが入っていることなんて年に1回くらいだったから、実にどうでもいい。普通はコールして出なかったらLINEとかメールするよね？
待ちうたは結構好きで使っていたので、使えなくなって少し寂しい。今まで僕に電話をかけると、ベートーヴェンの交響曲第5番が流れたわけだが、今は通常のプルルルである。まあ、待ちうたオプションと楽曲使用料で月額200円くらいかかっていたわけで、今考えるとなんだかもったいないね。
家族割は適用されないが契約回線数には含めてカウントしてくれる
僕の家族は昔から全員auなので、家族割と、家族間通話無料の恩恵にあずかっていた。povoにしてしまうと、それらの割引は適用されなくなる。まあ、母親がたまに電話をかけてくるが、5分を超えることはそうそうないし、家にいるときはFaceTimeなど使えばいいし、特に困らないはずだ。
家族割は適用されなくなるが、povoに切り替えてないau回線の家族割プラスの、台数のカウントには含めてくれるとのことだ。早期切り替えキャンペーンだかで、今年夏までだとか？ぶっちゃけよくわかっていない。まあいいだろう。
母親の回線はauピタッとプラン＋5分定額で月3千円くらいだが、これ切り替えるべきかよく分からない。データ使用量は1GBにすらまったく及ばないほど少ないからね。まあ、もう少し様子見てからかな。
端末はVoLTE対応なら概ね大丈夫そう
それから対応端末だけど、基本的にはauの回線で通信できるVoLTE対応端末なら大丈夫そうだ。povoをはじめ、新料金プランや格安SIMを契約するような人は、基本的にSIMフリーの端末か、SIMロックが解除された中古端末を買うだろうから、基本的に何も心配することはないだろう。
僕の叔母はauからpovoへの乗り換えと同時に、端末も買い換えたいとのことで相談してきた。AQUOS Sense 4 plusにしようと思うのだが、povoのサイトの対応端末一覧に載っていないけど大丈夫だろうか？という相談だ。1週間もすれば動作確認の記事やツイートが出てくるだろうから、少し待つのが確実だと思ったが、まあスペックを見ると、LTEの周波数も一通り対応しているし、VoLTEも対応しているので、大丈夫だろうと伝えた。Amazonの配送は早いもので、翌日には届いたらしい。案の定、SIMカードを差し替えるだけで無事に使えたとのことだ。よかったよかった。
また、auからの乗り換えでSIMカードが古いバージョンの場合は交換が必要になるとのこと。僕の場合、以前にiPhone 7からiPhone 11（SIMフリー）に変えたとき、SIMカードを差し替えただけでは通信できず、auショップに持って行ったらSIMカードを交換してくれた。黒色のSIMカードだとダメみたいだ。詳しくはこちらの記事を参照されたい。
というわけで、ずいぶん遅くなってしまいましたが、povoに変更してみて、なかなかいい感じです。迷っている方は、オンラインで手続きできるし、すぐ変更しちゃいましょう。今のことろ、特に不便はなさそうです。
ではまた！
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