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自転車だったあの頃

忙しかったお盆あたりも過ぎ、あとは夏休みの余韻に浸りながら、本を読んだり親の買い物に便乗したりしているこの頃。ぷらっと本だけ持って出かけたりしてます。

今日は家族の所用で伊那中央病院に行った。初めて行ったのだが、なんとも素晴らしい。ロビーとか洒落乙すぎるし、吹き抜けにベンチとテーブルがあるってのは最高。自販機とか売店もちゃんとあって、食堂も結構いい感じだった。近くの人は読書するのにいいかも。吹き抜けのベンチでもいいし、ロビーの椅子は空きまくってる。冷房寒すぎないしってのもいい。オススメです!

さて、今日のblogは本のレビューです。先日ぷらっとTSUTAYAに行ったとき、集英社の棚で関口尚「プリズムの夏」が目に付いた。タイトルも表紙のデザインもなんとなく好きだったので買ってみた。設定が高3夏休みということで、ちょうどいい時期に読めたと思う。ちなみに、関口尚の作品を読むのは初めてとなった。

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プリズムの夏(関口尚)

どんな話かというと、ちょっと複雑な青春系。複雑とは言っても読みやすくちょい暇な夏休みにピッタリな一冊。とある映画館、フィルムが切れて映像が止まるところからストーリーは始まる。映画館で働く美しい女性、それは死へ向かう女性。ぼくたちに何ができるだろうか。

この話は、ぼくと女性との恋愛小説というよりは、ぼくと今井との友情を主に描いているように思う。最後の夏休みに、毎日のように顔見ても飽きないような友達。そういうのいいよね、って思える。

まあ、内容についてはこんなところだ。あんまり書いてしまうとつまらないからね。なんかよかったなぁーって思うのは、チャリを必死でこいで友達の家へ向かうシーン。私もあの頃は毎日のようにチャリをぶっ飛ばしていたのに、今ではぶっ飛ばすのは寝坊したテストの朝くらいで、ゆっくり走るようになってしまった。それ以前に、車で行動するようになってしまった。こうして老けていくのだろうかと思うと、どうにも切なくなる。神奈川に戻ったらチャリに乗りまくろうかと思う。

この文庫の解説は海原純子という人だが、なかなかいい解説してる。もし読むときは解説もあわせて読んでみて欲しい。

それでは、今日はこの辺で。

買い物しようよ!

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