東京に戻って、久しぶりに友達に会った。静岡県民が2人いるが、彼らとは先日(たしか盆前だった)の地震の話をした。静岡での震度は5を超えていたらしいが、これが東海地震とは全く関係ないものだという。東海地震はさらにすごいんだと、彼らは語る。そのときは長野南信も危ないかもしれない。

あの朝、それは5時を回ったころだった。2階で寝ていた俺はその揺れに目が覚めた。結構大きい揺れだなと思いながら、起き上がって上の方を眺めた。頭上の棚には木の彫り物が飾ってあり、それが落ちて頭を直撃したら危ない。

テレビをつけ、それが静岡を震源とする地震だと確認すると、再び寝ようかと思ったが、一度目覚めてしまうとなかなか寝付けない。仕方ないので、カメラを持って写真を撮りに出た。

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家からちょっと行ったところから飯田線を撮った。まだ電車が走り出す前だ。空は青く澄み渡り、明るすぎず、最良のコントラストが得られた。昔から私は、こういう写真が結構好きだ。これは18mmだが、ちょっと物足りないようにも思う。

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同じ場所にカエルを発見。こいつは地震を予知していたのだろうか。視力の落ちまくった私にとっては奇跡的だが、ピントがバッチリだ。

写真の一番楽しい時間帯って、私はやっぱり朝だと思う。先にも述べたが、光は強すぎず、斜めから差し込み、そして、マニュアル露出を許さないほどの速さで明るくなっていく。空気の冷たさと、太陽の熱さ。そのギャップ。それらが、私に夢中でシャッターを切らせる。

その後、自宅周辺をぶらぶらしながら、数十カット撮った。その後、家に帰って再び床についたのだった。