ちょっとだけ時間に余裕のある土曜の夜は、たまったネタを放出することにしよう。
それは、9月の初旬のこと。神奈川に戻ったものの、暇な土日に困った私は、同県に住む黒豚氏にメールしてみた。「海でも行きません?」予定は即決され、2人は昼に藤沢駅で落ち合うことになった。
湘南台までは行ったことがあったが、藤沢まで行ったのは初めてで、そこには江ノ島電鉄なる乗り物があった。見たことはあるが、乗るのは初めてだ。普通に高校生が通学に使っているし、結構遅いことを除けば飯田線といい勝負だと思われた。
鎌倉の大仏を見てから、海へ行った。大仏は思っていたより全然小さく、そして暑かった。
由比ヶ浜。夏の終わり、しかも平日ということもあってか、海には少しの波乗りと、浜には少しのカップルしかいなかった。人々が海の家を解体していた。暑すぎない砂浜とやさしい風は、BEERを飲むのに最適だった。海を見ていると、私をいろんな感情が襲った。懐かしいような気持ち、そして切ないような季節。空は青く、波は限りなくやさしかった。心の中で「湘南September」を歌いながら、ほろ酔いの2人は帰路についたのだった。
もう少し涼しくなった11月頃、また来たいと思った。きっと、また違った風が迎えてくれることだろう。
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