車を走らせ、伊那へ行った。

今日は川村氏含むシマネーズの4人と現部長の晴ちゃんとでランチを食べた。シマネーズとは、2007年夏の全国大会で島根へ行ったメンバーのこと。俺のまさかの「もんじゃが食べたい」発言でどんなもんじゃまで行ったものの、火曜が定休日という事実を知り、結局さんれーくに落ち着いた。

当然といえば当然だが、話は思い出へとシフトしていく。あの頃はああだった、よかったよな、と口をそろえる。すると泰山氏が「過去の栄光にしがみついてる場合じゃない。前へ行こうぜ!」と話を止める。

いろんな人から聞いていたが、部もなかなか大変らしい。私が仕切ってた頃だって大変だったのだから、これだけ人数がいたら大変じゃないわけがない。ぶつかる者もいるだろう。
もっとも恐れるべきことは、ぶつかる者が生じることではなく、その現実に自分がぶつかってゆけないことだろう。浅間山は噴火することによって山であるという一種の秩序を保ち続けている。砕かなければダイヤの本当の輝きは生まれない。多くの革命家が言ってきたことは同じだ。小泉氏も言ってたではないか。改革なくして成長なし。

慣性の法則を信じすぎると、いつしか重力の存在すら忘れてしまう。加速を与えなければチャリは止まる。一度止まったチャリを再び動かすにはもっと大きな力がいる。だから極力チャリは止めないほうがいいんだ。

どんなにしんどくても乗り越えてほしい。そしてもっと素晴らしい部にしてほしい。もうとっくに卒業して関係ないこの私だが、そう思えてくるのは本当にイナキタ写真部を愛しているからに他ならない。

そんなことを伝えたかった。うまく伝わっただろうか。私は哲学的に語りすぎたかもしれない。