物理学と君向きのベクトル

いろいろあって、塾で物理学を教える機会があった。塾講バイトというほどクールなものではないけど。高校時代まったく手をつけなかったと言っても過言ではない物理、大学で必修だったから半年やっていたので少しはできるとはいえ、なんとも無謀な挑戦。まあ、力学だけということで、張り切ってやった(つもり)。

というわけで、半月ほど物理に触れたおかげで、自分自信かなりできるようになったのだ。物理の面白いところは、日常生活の中にたくさん例があふれているところだろう。たとえば今日は慣性力が出てきたのだが、電車や車に乗っていると嫌でも感じることができるでしょう。そういう例を示しながら勉強するとわかりやすいと思う。「君向きのと、僕向きのベクトルの大きさが同じなら、ふたりは釣り合うんだ」というようなふざけた教え方は一切せずにちゃんとやった。

変位を(時間で)微分すると速度、さらに微分すると加速度になるという関係を、高校物理では教えてはいけないのだそうですが、俺が物理学を楽しいと思うようになったのはこの関係を知ったときでした。普通の運動だけじゃなくて、単振動(三角関数含んでるけど)も同じですね。こう考えると、なんか世界がグッと自分に近づくような気がしませんか。

それで、高校生で物理に苦しんでいる人に伝えたい。そんなに難しくないですから、以前の私みたいに放棄しないで欲しい。解答がていねいな参考書を1冊やってみるとか、できる友人や先輩に教えてもらうとか。そして、波に乗ればどんどん出来るようになるはずです。まあ物理に限ったことではありませんが。

半月の物理で、逆に学ばせてもらったように思います。たいへんよい経験でした。

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