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哀しさのような温かさ

かなり久しぶりになってしまいました。忙しいなんて言い訳にもなりません、とかいう記事を書いてから1ヶ月。毎日読んでくれている方もいると聞いています。本当にすみませんでした。しかし、これからはちゃんと書くはずです。その理由は後日書きます。

いきなりですが、今日はブックレビューです。積ん読もさることながら、読み終えた本も放置プレイばかりで、もはやここ半年で何を読んだのかさえ忘れ去られてしまいました。いかんいかん。ということで、これからは何かしらの本を読んだら、必ずブログに書くようにしたいです。あと、本といえば、私の本棚から本を持っていっている方、読み終えていらっしゃいましたら是非一声書けてください。もはや私の記憶にはありません。

最近(というわけでもなく4月くらいに読み初めて途中だったのだが)読んだ本は、石田衣良の「エンジェル」です。何者かに殺されたちょっとした実業家の主人公が、霊として自分の死の理由を解いていくミステリー。記憶から消された死ぬ前の2年間に、いったい何があったのか。なかなか読みごたえのある長編小説になっている。

基本的に、霊とか占いとか宗教とか、いわゆる非科学的なものを嫌う私ではありますが、この小説はそういう感じではなく、ある種のエンターテイメントとしてとても楽しめました。主人公(=霊)は本当の世界にいろいろなイタズラをするのですが、それらのどれもが滑稽でクスっと笑ってしまう。それでいて、石田衣良といえばやっぱりそうで、人間の温かさとか、そういった要素も十分に含まれていて、読み終えたときに少しばかりやさしい気持ちになれる。そんな一冊です。文庫の見た目とタイトルで買ってみただけでしたが、買ってよかったです。

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エンジェル (石田衣良)

そういえば、Amazonはまだ送料無料ですよ。私の思うに、再び有料化されることはもうないでしょう。すごいぞ、Amazon!! というわけで、お買いになるときは、是非このリンクからお願いします。

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