VAIOのハードディスクを換装しました(2回目)

今使っているラップトップは、もう何年か前のVAIO Sシリーズで、Windows 7 Pro 64bit、Core 2 Duo時代の一番最後のモデルです。1年半ほど前に、320GBのハードディスクを500GBのものに換装したのですが、またもや空き容量が圧迫されてきたので、また換装することにしました。今は2.5インチでも1TBが出ていますが、7200回転だと750GBが今のところ最大ですし、ちょうどSeagateから750GBのHDDに8GBのSSDキャッシュを積んだ「ハイブリッドHDD」とかいうものが出ていたので、それを選びました。

Seagate Momentus XTシリーズ ST750LX003 というやつです。Amazonで1万円切るくらいなんで、結構お得です。そして、レビューを見る限り、まるでSSDみたいに速いとのこと。1ヶ月ほど前にMacのハードディスクをそれに換装したという友人カワムラも速いと言っていたので、ついに前期の試験期間が終わった今、換装に踏み切ったというわけです。

それで、肝心の換装作業。もう2回目だから余裕っしょとか思っていたのだけど、以外と一晩使ってしまうくらいには戸惑うことも多いんです。MacだったらTimeMachineとかでバックアップ取ってれば、換装してインストールディスクから起動するだけで勝手に復元してくれる、というのですが、Windowsだとなかなかそうもいきません。

いや、本当はWindows 7からできるようになっているんですが、システムバックアップの機能そのものの使い勝手があまりよくない。もしバックアップを取っていれば、システム修復ディスク(後述)から起動して、復元メニューへ進めばいいだけ(らしい)です。

で、僕はそのバックアップ機能は使ってないので、普通にクローンコピーすることにしました。前回と同じです。これが地味に難しい(かもしれない)ので、記事にしておくことにしました。検索しても案外ズバリ必要な情報にたどり着かないもんなんですよね。

USBのSATAアダプタが必要です。USB3.0環境があるなら、3.0のものが圧倒的に速いです。

そしたら他に必要なものは、ハードディスクを管理するソフトです。無料のものでOKです。EaseUS Partition Masterの無料版が分かりやすいかなと思います。SeagateならSeagateの管理ソフトもあって(Seagateのドライブでしか使えませんが)、これも結構使いやすかったです(今回はこっちを使ってみました)。

EaseUS Partition Master Free

新しいハードディスクをUSBで接続して、ソフトを起動します。そして、コピー元のディスクを選択して、メニューからClone Disk Wizardを選びます。あとはウィザードに従うだけです。Upgrade Diskで進んでいきます。

パーティションを事細かに設定し直したいなら、Copy Partitionにして1つずつコピーするといいでしょう。このソフトでは、処理をタスクとして登録していって、最後に実行ボタンを押したときにその順番に実行されます。間違えて登録したらUndoを押せば削除できます。

  • System Reservedというパーティションが一番頭にあるはずなので、それはそのまま先頭にコピーしましょう。
  • 2番目にはRecoveryというパーティションがあるはずですが、これはいわゆるリカバリ領域です。普段はアクセスしないのに、ハードディスクの有利な位置に置いておくのは腹が立ちます。なので、一番後ろの位置にコピーしてやりましょう。
  • 最後にCドライブ(Windowsというパーティションかな)を残りの空きスペース全てを指定してにコピーします。

こんな感じです。僕の環境だと、WindowsとRecoveryの間に、Linuxのシステムとスワップ領域のパーティションが入っています。

すべての処理を指定できたら、実行を押すとPCが再起動されて、Windowsが起動する前に処理が実行されます。数時間かかります。ビールでも飲みながら気長に待ちましょう。

そしたら、まだハードディスクを換装してはいけません。コントロールパネルのバックアップと復元のところにある「システム修復ディスクの作成」を使って、DVD-RかCD-Rを作っておきます。スタートメニューの検索窓にシステム修復まで入力すれば出てくるはずです。

これがないと起動できないんです!前回換装したときにそのことを忘れてあたふたしたのに、また今回も忘れてしまいました。

ディスクを作ったら、PCを終了して、電源とバッテリーを外して、換装します。だいたいどのPCでもハードディスクが入っているところのフタは独立しています。そこを開けたらハードディスクが金具に固定された状態でついているはずなので、金具ごと取り出します。このとき、少し浮かせたらSATAケーブルを抜きましょう。

あとは逆の手順で取り付けるだけです。ちなみにSeagateのそのドライブ、ちょっと厚みがあるように感じます。仕様には9.5mmと書いてありますが、明らかに今まで使っていたHitachiのより厚いです。自分の腕を信じて取り付けるのみです。

取り付けたら、起動してみましょう。たぶんエラーが出て起動できないはずです。MBRを修復しないと、パーティションが読み込まれない的なはなしだと思います。

先ほど作った修復ディスクを入れて、PCを再起動します(Alt + Ctrl + Del)。BIOSのメニューに入ります。ブート設定で光学ドライブを1番に設定します。再び再起動すると、修復ディスクが読み込まれます。読み込まれると有無を言わさず「修復します」的なメッセージが出てきて、修復されて、再起動されます。そしたら、ディスクを抜くかBIOSのブート設定を元に戻してハードディスクから起動するようにします。

これでたぶん起動するはずです。はずです。

最後に、SeagateのハイブリッドHDDの感想ですが、期待した価値がありました!今までなんだったんだってくらい速いです。何が速いかというと、一番はPCの起動です。今までだと起動してログインして落ち着くまでに3分くらいかかっていたのが、1分くらいになりました。あとは、フォルダを開いたときの反応とか、細かな作業に対するレスポンスがかなりよくなりました。

というわけで、これはオススメです!

USB3.0のSATAアダプタはこんなものでいいと思います。

買い物しようよ!

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