ファイル履歴が正常に動かないとき
Windows 8から搭載された「ファイル履歴」という機能が地味に便利です。Macではお馴染みのTime Machineみたいな感じ、というかまさにそれです。例えば、1週間前にデスクトップにあったファイル消してしまったけど必要だ!というときに、その時点でバックアップしてあればすぐに参照できるというわけです。
よくわからないけど、NTFSの変更ジャーナルという機能を使っているために、差分バックアップが笑えるくらい速いです。だいたい毎晩寝る前に外付けドライブつないでバックアップかけてるのですが、数秒で終わる日もあります。
僕はTrue Cryptを使って256bitのAESで暗号化した2TBの外付けハードディスクにバックアップしてますが、理想としては、ネットワーク上にRAIDで動作してるNASを置いて、そこに自動バックアップしたいですね。もちろん、バックアップ先にネットワークドライブを指定することもできるし、間隔も好みに設定できます。あと、結構すごいのが、外出中などでドライブがつながってないときは、ローカルに差分だけ保存してくれるらしいです。
さて、そんな便利なファイル履歴ですが、使い始めるときひどく苦労しました。というのも、全く動かなかったのです。設定して、動き始めたかと思いきや、すぐに止まってしまうのです。ハードディスクは全然回らないし、指定したドライブにFileHistoryというフォルダが生成されるものの、空のままです。
これはいかんということでいろいろ調べてみると、ファイル名に原因があって動かないことがしばしばあるらしく、バックアップ元にひとつでも原因となるファイルがあると全てのファイルがコピーされないらしい。せめて具体的なエラーを出したり、ログファイルのひとつでも残してくれると優しいのにね…。
というわけで、問題の切り分けをすべく、バックアップするフォルダを最初は大まかに分けて正常に動くかを確かめ、ダメだったフォルダをまたサブフォルダで分けて…という感じに数時間気の遠くなる作業を続け、ついに問題のフォルダを突き止めました。
カタカナ・ひらがな違いの同じファイル名が、同じフォルダに存在していたことが原因でした。中身を開いて確認したわけでもないので、なんだかよくわからないけど、イラレのリンクファイルでした。こんなファイル名で保存したやつ誰だよ。おれだよ。
ヒツジさん切り抜き.eps
ひつじさん切り抜き.eps
というわけで、ファイル名を片方だけ変えてあげたら、ちゃんと動きました。もしかしたら、アルファベットの大文字・小文字違いとか(これはそもそも共存できないよね)、全角・半角とか違いのファイル名でも、症状が出るのかもしれません。試してないのでわかりませんが。
そもそも、あまりこのような状況になること自体まれだとは思いますが、ご参考まで。
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