Powered by ヨクナウィネ出版

春のパソコンの選び方

3月という年度変わりの時期には、毎年のことだが、パソコンの購入に関する相談をしばしば受ける。ぶっちゃけたところ、何か特別な使用用途があったり、メーカーのこだわりがあったりするわけじゃなければ、なんだって同じだと思うし、量販店で好きなデザインのものを選べば、それで十分だと思う。もちろん、買ってはいけないものもある。廉価版CPUを積んだものや、最近ではあまり見ないがネットブックのようなものは、正直オススメできない。

それで、具体的にどういう点に重視して選べばいいのかというと、大きさと厚さ、これに尽きる。画面が大きい方が単純に使いやすいと思っている人は少なくないが、大きな勘違いである。大切なことは画面のサイズではなくて画素数なのだ。

例えば、13インチと14インチのパソコンでも、どちらも1,366×768ピクセルという同じ画素数だとしたら、決して画面の広さ(作業領域)が変わるわけではなく、文字が大きくなるだけのことだ。もし、13インチが1,366×768ピクセル、14インチが1,600×900ピクセルだったりしたら、14インチを選ぶという価値はあるが、それはあくまでも表示できる情報量が多いという利点があるためである。だから、注目すべきスペックは、画面サイズではなく、画素数(解像度)なのである。

そして、画面サイズについては、モビリティとパフォーマンスのバランスを考えたときにちょうどいいのが、11~13インチクラスである。文系の大学生はなぜか、14~15インチクラスのNECや富士通、あるいは東芝を使っている人が多いが、それはあまりにもモビリティに欠けるし、ダサい。しかもスペックがたいしていいわけでもない。15インチを買うくらいなら、コンパクトなデスクトップパソコンを買った方が、よっぽど高性能だし安い。

13インチというと、画面自体はA4より若干小さいくらいで、本体はA4より若干大きくなる。バッグに入れることのできるサイズというと、A4が限界とまではいわなくても、やはりA4くらいまでにしておきたいものだし、それ以上大きいバッグだと電車で膝に置ことが困難になる。画面サイズが1インチ大きくなるということは、対角線が1インチ(2.5cmくらい)も大きくなるということだ。想像してみてほしい。足のサイズだったら結構な違いだ。

というわけで、具体的に僕がオススメするノートパソコンは、VAIO Sシリーズ(13.3インチ)、レッツノートSXまたはNXシリーズ(12.1インチ)、MacBook Air(11.6または13.3インチ)、その3種類あたりである。ちなみに、VAIO Sだったらカスタムモデルにして、ディスプレイを1,600×900ピクセルのものにアップグレードすることを強くお勧めする。レッツノートは最初からその解像度だったはずだし、MBAの13インチは1,440×900ピクセルだから問題ないだろう。MBAの11インチに限っては1,366×768ピクセルなので、そこだけは目をつぶるしかない。ただ、11インチというサイズには圧倒的な魅力があることも事実だ。

どうせ持ち歩かないから、とみんな言うけど、あとからたいてい後悔する。間違いない。同じ性能だったら小さい方がモビリティはいいに決まってるし、より精密に作られているためにどうしても価格は高くなる。パソコンやスマートフォンといった、いわゆる端末と呼ばれるものたちが、冷蔵庫や炊飯器などの白物家電と大きく異なるのは、「大は小を兼ねない」ということなのである。

新生活に向けて新しいパソコンを買おうと思っている人にとって、少しでも参考になってくれればありがたい。ではでは。

買い物しようよ!

コメントを書き込む

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

おや、コメントがまだありません。