ガジェット系男子として、一番好きなデバイスはなんだろうと考えてみると、やっぱり無線LANなどの電波を出す類いのものだろう。
無線LANルーターは、昔から上等なものを使ってきた。ちなみに、僕は昔からNEC派だ。量販店では棚の多くを占領しているバッファローというメーカーがあるが、小学生の頃から嫌いである。当時買ったEthernetアダプタが最初から接触不良でまったく使い物にならなかったからだ。
NECは本体もコンパクトで、ホームユースでは使い勝手がよいと思う。一昔前のNECは多くの機能を搭載していたのだが、最近のものは初心者向けというか、必要最低限の機能しか搭載していないのが、少々残念ではある。そうは言っても、最新機種のほとんどがv6プラスに対応しているので、とりあえず困ることはない。
ちなみに、僕の自宅ではWG1900HP2を使っている。NTTの光モデムとつないで、v6プラスで接続している。速度は時間帯によって様々だ。速いときは500Mbps以上出るが、夜だと100Mbpsくらいになってしまうこともある。マンションプランだし、まあ仕方ないだろう。
TP-LINK Archer A2600 (AC2600)を買ってみた
ところで、ちょっと前に、AmazonのセールでTP-Linkの無線LANルーターAC2600を買ってみた。
近頃(2020年)としては超高速というわけではないが、それでも5GHz帯で1733Mbps、v6プラス接続にも対応ということで、家で使うにはまずまずのスペックだ。しかも、NECなどの国内メーカーに比べても若干安いうえに、Amazonのセールにも頻繁に登場してくる。
なぜこのルーターを買ったのかというと、簡易的ではあるがVPNサーバー機能があり、ダイナミックDNSにも対応していたからだ。これを自宅に設置すれば、外出先からのアクセスが1万円以下のコストで実現すると思ったのだ。
VPN機能はそれなりにちゃんとしたものだったのだが、なんと悲しいことに、v6プラス接続だとVPN機能が使えなくなってしまうのだ。まあ、そんな気もしていたのだが、予想通りだった。残念である。
ちなみに、VPNはOpenVPNとPPTP VPNの2つに対応している。もうちょっと細かな設定ができると思っていたが、微妙だった。SynologyのNASに搭載されているVPNの方がよっぽど高機能である。
そうなると、NEC製ルーターをAC2600にリプレイスするメリットもなくなってしまったので、これは実家で使うことにした。NTTのレンタルルーター傘下にブリッジモードでつないでいる。実家は大きい建物だが、しっかりカバーしてくれて、速度もまあまあである。MU-MIMOにも対応してるので、一度に多くのデバイスが接続する環境には最適だろう。
というわけで、結論としては、v6プラス接続でVPN機能も使いたいという人にはこのルーターAC2600はお勧めできない。もちろん、それ以外の点ではコストパフォーマンスはとても高い。
ちなみに、気になっているのは、SynologyのRT2600acである。値段は高いが、機能は裏切らないはずだ。ただ、最新のWi-Fi 6(11ax)に対応していないのが残念なところだ。後継モデルが出ないかと期待している。
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