より快適なランニングのためのApple Watch

例によってコロナの影響とやらで仕事も減り、必然的に休みが増えた。従来のハードな勤務と比べると、圧倒的に健康的で文化的な生活ができるようになった。これを機に、リモートワークや週休3日が当たり前になってくれればいいと、僕は思っている。そういえば、どっかの研究によると、2030年には週休3日どころか、週3日勤務になるらしい。自動車の運転をはじめとして、多くの生産活動がAIにリプレイスされることは避けられない。

ところで、みなさんは、増えた休みを有意義に過ごしているだろうか。僕の場合は、ちょうど野菜を植え始めるシーズンだったこともあり、畑で過ごす時間が増えた。GW前後が晴天続きで暖かく、夏野菜の植え付けに最適だったのだ。

畑以外では、今シーズンのランニング(しばしば、ジョギング)を本格的に始めた。冬は寒いし、夏は暑いし、ランニングは春と秋が一番楽しいということは言うまでもない。毎日走れたらいいけど、さすがに大変なので、週3~5回くらいで楽しんでいる。

さて、本題に入ろう。より快適に楽しくランニングをするために、Apple Watchを導入したのだ。悩みに悩んで、型落ちモデルであるApple Watch Series 3 (GPSモデル/38mm)を購入した。

Apple WatchにRunKeeperを入れてより快適なワークアウト

ランニングをする際、僕はRunKeeperというアプリでログを取っている。要するにGPS情報を使って、地図上に走行経路やペースの変化を記録してくれるサービスだ。そのようなデータを友人と共有するSNS的な機能もあって、モチベーションアップにもつながる。要するに、すべてのランナーにとって、実に素晴らしいアプリなのだ。ちなみに、有料プランもあるが、無料プランでも十分高機能である。

Bluetoothイヤホンで好きな音楽や英会話のポッドキャストを聞きながら、涼しい夕暮れ時を走るのは最高だ。そして、イヤホンからは自分の設定した距離や時間ごとに(僕は1km毎に設定している)、現在のペースをアナウンスしてくれるから、ペースの維持管理もやりやすい。

そんなわけで、RunKeeperを使ったランニングはとても楽しいのだが、ひとつだけ不便な点がある。iPhoneが結構重たいのだ。以前はiPhone 7だったからまだマシだったが、iPhone 11にしてからはちょっと重すぎる。ウエストポーチに入れて腰に巻いても、どうも体の重心がずれる感じがして走りにくいのだ。

これはマズいなと思って、iPhoneを持たないランニング、つまり、Apple Watchを使ったランニングをしようと思ったというわけだ。結論から言うと、買ってみて大正解。こんなに快適ならもっと早く買えばよかった。

Apple Watchには通信可能なセルラーモデルもあるが、僕が買ったのはGPSオンリーのモデル。RunKeeperでログを取るだけなら通信機能は必要ない。帰宅してiPhoneに近づくと、自動的にiPhone内のRunKeeperアプリに同期されるという仕組みだ。そして、地図上にしっかりと経路が表示される。

経路やペースだけでなく、心拍数のデータも記録されるようになったのは、実におもしろい。走り始めてから徐々に心拍数が上がり、どの程度を維持しているのか、グラフから読み取ることができた。もちろん、走っているときにも画面上でリアルタイムに表示されるので、例えば心拍数160以下を維持できるようなペースを心掛ける、みたいな走り方ができるようになった。

ちなみに、Apple WatchをペアリングしてRunKeeperをインストールすると、iPhoneのRunKeeperに何か出てくるので、指示に従って設定すればApple Watchのみでワークアウトができる状態になる。Apple Watch上のRunKeeperアプリの画面構成は非常にシンプルだ。

というわけで、僕のランニングはApple Watchのおかげで本当に快適なものになったのだ。

セルラーモデルはぶっちゃけ必要ない

ちなみに、通信機能がなくても、Apple Payはバッチリ使える。iPhoneのApple Payにも登録済みのクレジットカードを、Apple Watchにも登録してみたところ、通信圏外でも問題なく決済することができた。Pontaポイントカードやdポイントカードも登録できた。

Suicaについては試していないが、iPhone内のSuicaとは別のカード扱いになり、残高を共有することはできないらしい。定期券も入れることがてきるらしいが、家に忘れることやバッテリー切れのリスクを考えると、SuicaはiPhoneをメインで使った方がいいかもしれない。左腕を右側にある改札のセンサーにタッチするのも難しそうだ。

そんなことはさておき、Apple Payが使えるということは、ランニング中はもちろんだが、コンビニなんかでも車にiPhoneを置いたまま、Apple Watchだけで買い物ができるということだ。SuicaやQUICPayなどが普及したことで、携帯ひとつでコンビニに行けるようになっただけでも素晴らしいのだが、もう携帯さえもいらない、腕時計だけというわけだ。そのうち、手とかにFeliCaチップが埋め込めるようになるんだろうね。実に楽しみだ。

ただ、通信機能がないことによる不安もまったくないわけではない。ランニング中に緊急事態が発生したときの連絡手段がないということだ。僕のランニングコースは高速道路沿いの山際なので、クマが出たときはどうしようもない。110番通報もできない。人家に助けを求めるにも500m間隔。山際はやめて、できるだけ里を走った方がいいのかもしれない。

そんな田舎の話はどうでもよくて、実際のところ、ランニング中であっても仕事の電話を取り逃すわけにはいかない人や、radikoを聴きたい人は、セルラーモデルを購入して、携帯キャリアと契約する必要がある。ちなみに電話番号はiPhoneのものと共有することが可能。詳しくは各キャリアのサイトを参照されたい。

Series 3と5はどちらを買うべきか

最新モデルであるSeries 5とさんざん迷ったのだが、2倍以上の価格差があり、僕はSeries 3にした。使ってみたところ、Series 3でまったく問題なかった。むしろ、コストパフォーマンスを考えたら断然Series 3だと思う。それに、どうせ9月になればまた最新型がリリースされるのだろうから、Series 5を買うのはタイミング的に微妙すぎる。ちなみに、主な違いは、CPUの性能と、心拍センサーの性能、画面が常時表示できるか否か、らしい。

常時表示については、腕時計としてメインで使うなら必須かもしれないが、バッテリーの持ちが悪くなる点とトレードオフだ。常時表示されないSeries 3であっても、加速度センサーによって傾けると表示されるので、特に不便は感じていない。普通の腕時計でも傾けることでバックライトが付くやつあるけど、それと同じ感覚だ。

あとは、大きさは38mmにしたけど、僕は小柄な方だし、腕が細いので正解だった。Series 5の44mmあたりは、多分うっとうしく感じてしまうだろう。ちなみに、Apple Watchをいつも使っているというわけではなく、普通の腕時計も使っている。ランニング目的で買ったというのもあるし、やっぱり使い慣れた時計が見やすいよね。

最後に余談だが、「ジョギング」と「ランニング」の違いをご存じだろうか。調べてみたところ、ジョギングはお喋りできるくらいのペースで走ること、ランニングは結構本気で走ること、なんだって。今までこのブログでは「ジョギング」という表現を多く使ってきたが、僕のペースの場合は「ランニング」なので、この記事は後者を使ってみた。ちなみに、1kmあたり6分くらいの超ゆっくりペースでも、30分から1時間くらい走れば、とっても体にいいと思う。初心者の皆さんも、せっかく増えた暇な時間をぜひシェイプアップに使ってみてはいかがでしょうか。

買い物しようよ!

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