Excelで「値のみ貼り付け」のショートカットを実装する方法

もうすぐ9月だというのに、遅れてきた夏はまだまだ元気で困ります。こんばんは、IPPEIです。

さて、皆さんは日々Excelでクソみたいなルーティーンをこなしているでしょうか?僕も例外ではありません。Excelマスターになるためには、複数回行う作業の操作回数をできるだけ少なくすることであり、早い段階でその工夫を怠らないことです。

例えば、100件のデータについてある作業を行わなければならないとしよう。手作業で同じ操作を100回繰り返すのが素人、3件くらいやってみて日が暮れることに気づきマクロを組むのがマスターである。

「値のみ貼り付け」にショートカットが欲しい

Excelを使っていて使用頻度が高い機能のひとつが「形式を選択して貼り付け」からの「値」だ。ショートカットで実現するなら、Ctrl+Alt+Vで「形式を選択して貼り付け」ダイアログを開き、V→Enterでいいのだが、さすがに面倒である。貼り付け先セルをマウスで右クリックからの「貼り付けのオプション:値」をクリックの方が早いかもしれない。

そこで、僕は次のコードをマクロに登録して、そのマクロにショートカット(Ctrl+Shift+V)を設定している。

Sub 値のみ貼り付け()
    Selection.PasteSpecial _
        Paste:=xlPasteValues, _
        Operation:=xlNone, _
        SkipBlanks:=False, _
        Transpose:=False
End Sub

ちなみに、マクロは個別のExcelファイルに登録するのではなく、個人用マクロブック(Personal.xlsb)に登録するのがよい。そうすれば、他のExcelファイルで作業するときもショートカットが使えるからだ。逆に、他の端末でも作業をする場合はExcelファイル自体に登録するほうがいいだろうが、マクロ有効ブック形式で保存しなければならない。

ちなみに、Excel VBAエディターに個人用マクロブックが表示されていない場合は、「マクロの記録」を保存先を「個人用マクロブック」にして実行する。適当な操作をして記録を終了する。そうすると、VBAエディター上に個人用マクロブックの標準モジュールが生成されるはずだ。そこでいったんファイルを保存すると、個人用マクロブックも保存しますか?的なダイアログが出るので、もちろん保存する。次回からExcelを起動するたびに自動的に個人用マクロブックが読み込まれるようになる。

文字の色を変える

こんなマクロも作ってショートカットを登録しておくと結構便利かもしれない。もちろんF4が使える場面なら必要ないけどね。

Sub フォントカラー赤()
    Selection.Font.Color = RGB(255, 0, 0)
End Sub

Sub フォントカラー自動()
    Selection.Font.ColorIndex = xlAutomatic
End Sub 

僕も普段の仕事の中でExcelを使うことが多いわけだが、ちょっとしたことでもマクロを組んでしまうことが多い。10件の作業くらいなら手動でやろうか悩ましいところだが、もし来月も同じを作業する可能性があるなら、マクロを組んでおいた方が圧倒的に合理的だ。例えば、全てのシートの特定の範囲をPDFで保存するとかね。

あとは、また別の記事で書きたいと思っているけど、Excelの条件付き書式もぜひ使いこなしたい機能のひとつだ。僕の持論だけど、Excelは条件付き書式とマクロ、Wordはスタイルと差し込み印刷が使いこなせてこそ、Officeマスターだからね。

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