今日はBluetoothマウスのトラブルのはなし。

Bluetoothマウスを数秒使っていないと勝手にサスペンドしてしまうようで、再びマウスをさわったときにカーソルが動き始めるまでに1~2秒ほど時間がかかるという現象が発生していた。以前はそんなことなかったのだが、Windows 10のアップデートのせいだろうか、だいたい1ヶ月前から発症している気がする。いろいろ調べて、今日ようやく解決したので、記事にしておこうと思う。

Bluetoothマウス、引っかかる、とかで検索すると、「デバイスマネージャーの省電力設定だよ」と説明する記事がたくさん出てくる。それは僕ももちろん知っている。ただ、問題なのが、Bluetoothマウスのプロパティにも、Microsoft Bluetooth Enumeratorのプロパティにも、インテルBluetoothのプロパティにも、どこにも「電源の管理」タブがないのである。

前はあったよね? たしか以前は、Bluetoothマウスをインストールするとき、まず「電源の管理」を開いて、「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外すのが通例となっていた。

USBホストコントローラーに「電源の管理」が存在する

調べてみると、どうやら、さらにその上の階層の「USBホストコントローラー」あるいは「USBハブ」には「電源の管理」タブが存在しているとのことだ。デバイスマネージャーはデフォルトではカテゴリー別表示になっているので、表示メニューから「接続別」を選ぶと、インテルBluetoothがぶら下がっているUSBコントローラーを確認できる。

Bluetoothデバイスを選択した状態で「接続別表示」に切り替える。

僕の環境だと、USBホストコントローラーの下にUSBハブがあり、その下にBluetoothコントローラーが接続されていた。

USBホストコントローラーのプロパティに存在する「電源の管理」

USBホストコントローラーとUSBハブのプロパティをそれぞれ開いて、「電源の管理」タブから「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外した。

再起動などは特に必要なく、すぐに症状は改善した。参考にさせていただいたのは、こちらの記事です。数週間ものあいだ困っていたので、本当に感謝しています。

Bluetooth LE(BLE)接続のマウスがWindows 10 Ver.2004で突然動かなくなる問題への対処方法/タワ記

Bluetoothマウスが勝手にサスペンドしちゃう現象って、普段のネットサーフィンくらいなら別に困らないんだけど、Lightroomで写真をいじったり、Premiere Proで動画を編集したりするときは、実に不便。まあ、キーボードである程度の操作はできるのだけど、そうは言っても、マウスが一瞬使えないというだけで、相当なストレスがたまるものだ。

記事を公開した2週間後くらいの追記です。その後、試しに設定を元に戻してみた。つまり、デバイスの電源をオフにできるようにする、をオンにした。しかし、一瞬フリーズすることもなく、問題なく使えている。厳密に言うと、カーソルが動き始めるまでに0.1秒くらいかかるんだけど、僕の作業内容的には許容範囲だ。記事を書いたときは、0.5秒くらいフリーズする感じだったから、本当に使い物にならなかったのだ。原因は不明だが、Windowsアップデートや、Bluetoothドライバのアップデートで改善されたのかもしれない。

僕が愛用しているLogicoolのBluetoothマウス

最後に、僕が長いこと使っているBluetoothマウスを紹介しておこう。LogicoolのM557だ。もっと高級モデルも多くあるけど、なんといっても、このコンパクトさが絶妙。これ以上小さすぎると作業に支障が出るというギリギリのライン。僕は外出するときもマウスを持って行きたい派なのでね。

買い換えようと思ったら、生産終了になっていた。というわけで、2023年現在、M650を使っている。M557の方が好きだが、こちらも手に馴染んできた。