数ヶ月前のことだが、HP製ラップトップPavilionの14インチを購入した。父親用である。第11世代Core i3とPCIe接続のSSDなので、よっぽど重い作業をしないのなら、必要十分なスペックである。お世辞抜きにして、第11世代のi3は一昔前のi7より全然速い。
ところで、僕がメインで使っている端末はDell XPS 13なわけで、HPのノートPCを買ったのは初めてだった。使い始めてすぐに、ファンクションキー(Fnキー)の挙動がおかしいことに気がついた。
Fnキーといえば、F1~F12まであって、例えば、F7で全角カタカナに変換とかは、めっちゃよく使うキーのひとつだ。もちろん、いろんなアプリごとに好きなようにショートカットを割り当てることもできる。
そして、F1~F12までのキー(だけとは限らない)には、キーボード固有の機能が割り当てられていて、多くの場合、ピクトグラムで機能が刻印されている。そららの機能は、キーボード左下にある「Fn」と同時に押すことで作動するようになっている。例えば、今この記事を書いているXPS 13なら、Fn+F2で「音量を下げる」、Fn+F3で「音量を上げる」といった感じだ。
HP Pavilionを使ってビックリしたのは、そのFnキーの挙動が逆だったことだ。つまり、キーボード左下の「Fn」を押さずに、F1~F12のキーを単発で押すだけで、音量調整などの固有の機能が使えるようになっているのだ。逆にいうと、全角カタカナに変換するためにF7を押したければ、Fn+F7を同時に押さなければならないのである。なんてこったパンナコッタ。
どう考えたって、音量調節や次のトラック、あるいはディスプレイの切り替えなんかより、F2「名前の変更」やF7「全角カタカナに変換」のほうが使用頻度は高いのだ。いくらBIOSの設定で変更できるにしても、初期設定をなぜそうしてしまったのだろうか。控えめに言って、クソである。
BIOSの設定でAction Keys Modeを無効にする。
電源オン直後にEscを連打すると、BIOSの設定画面が出てくる。と思いきや、HPの場合は、EscではなくF8かF10だったかもしれない。忘れた。
設定画面が開いたら、[System Configuration]タブの中に[Action Keys Mode]という項目があるはずだ。これを[Disabled]にすればOKである。あとは、保存して再起動。Action Keys Modeという項目名も、たぶんPCの世代によって違うんだと思う。Function KeyとかFn Keyみたいな名前かもしれないが、それっぽいヤツを探せばいいだろう。
ちなみに、XPSの場合は、BIOSの設定を開かなくても、Fn+Escを押す毎にモードが切り替えられるようになっている。
余談だけど、XPSを使い始めたときは、キーボードレイアウトがクソだなあと思ったけど、HP Pavilionを買ったらよりクソだった。そう考えると、XPSは全然マシどころか、今どきのラップトップにしては上等である。ちなみに僕は、以前はVAIOのファンで、3台ほど使っていたけど、VAIOのキーボードレイアウトはどれも本当によかった。そういう点ではVAIOは素晴らしいラップトップだった。もう少し安けりゃ少しは売れると思うんだけどな…。
というわけで、今日はFnキーのモード切り替えの話でした。ではまた。
コメント
おや、コメントがまだありません。