5G時代に光回線は必要? それともテザリングで十分?

新年度おめでとうございます。何がおめでたいのか分からないけど。

新年度そうそう、僕は某田舎に1週間ほどの出張に来ている。研修施設で缶詰めにされて、研修を受けるというだけの出張なので、精神的にはそれほど大変ではない。ただ、ひとつだけ不満を言うなら宿泊施設がなんともショボいのである。一応個室ではあるが、ビジネスホテルだったら星1もつかないレベルだ。僕が日常生活おいてもっとも重要視している「清潔感」が圧倒的に不足しているのである。まあ3日目にもなればいろいろ工夫してそれなりの生活ができるようになるんだけどね。

前置きが長くなってしまった。実はもうひとつだけ致命的なことがある。Wi-Fiがないのである。Wi-Fiどころか、有線LANポートもない。個室になくてもさすがにロビーくらい飛んでるだろと思いきや、施設中どこにも飛んでいない。拾うのは、宿泊客のテザリングの電波ばかりだ。研修生たちは「ギガがヤバイ」と口を揃える。

研修は朝はゆっくり始まり、夕方は6時前には終わる。夜はだいたい風呂と夕食くらいしかすることがなく、テレビがつまらなければ何本かの缶ビールを開けつつYouTubeを見るほかにない。というわけで、なんとかしてデータ通信手段を確保しなければならない状況になるのであある。

ちなみに普段は、povo2.0の5分通話定額のみと、IIJmioのeSIMプラン2GBを契約していて、音声通話は前者、データは後者に設定している。いわゆるデュアルSIMである。もはや金額すらチェックしてないけど、これで月800円くらいだと思う。安すぎだろ。

まあ、自宅も職場もWi-Fi完備なので、外ではデータ通信まったく使わないんだよね。たまに車でradiko聞いたりするくらいだ。2GBでイナフ。

povo2.0のデータ使い放題(24時間)がコスパ最高

結論から言ってしまうと、povo2.0に「データ使い放題(24時間)」という550円のトッピングがあるのだが、それを3回購入して5泊6日を快適に乗り切ることができた。この記事も実際にテザリング環境で書いたものだ。

3回ってどういうこと?と思われただろう。実はこのpovo2.0のデータ使い放題(24時間)は、厳密には24時間ではなく「期間満了日の23時59分59秒まで」なのだ。つまり、1日目の何時に購入したとしても、2日目のてっぺんまで使えるのである。上手に使えば、3回の購入で実質6日間使えるというわけだ。

ちなみに、2日目の24時過ぎたところでちゃんと128kbpsになるので、期限が切れたことはすぐに分かる。その時点で再度購入すれば、4日目の24時まで高速通信が使い放題である。

povo2.0のサイトよりスクショ(2022年4月)

povoのサイトには「当面の間」と書かれているので、いつまでこの仕様なのか分からないが、ぜひずっと続けて欲しいものだ。

ドコモのギガホプレミアとかauの使い放題MAXより安くない?

もしかしてだけど、この小技を使えば、大手キャリアの使い放題プランより安くなるのではないだろうか。試算してみよう。

2日で1回のペースで330円のトッピングを購入すればいいことになるので、1ヶ月を30日として計算すると、330円×15日=4,950円となる。ここに5分通話定額をつけても、月額5,500円だ。

一方で、auの場合だと、家族割プラス(3回線以上)+auスマートバリュー(自宅のネット回線がau)+au PAYカードで支払いの3条件を満たして4,928円である。ドコモ場合もほぼ同じだ。ちなみに、何も割引がない状態だと、7,200円くらいになる。5分通話定額(800円)を付けたら8,000円超えるのである。どう考えても高すぎだろう。

ちなみに、楽天モバイルであれば、通信量にあわせて段階的に上がっていき、上限3,278円で使い放題になる。ただし、楽天回線エリア以外では上限1Mbpsで使い放題という条件があり、現実的ではない。音声通話も無料とうたっているがRakuten Linkアプリから発信した場合のみであり、標準アプリからの場合は、オプションで1,100円払ってようやく10分通話無料になるだけである。結局微妙だ。楽天は、自社エリアが今後どれだけ増えるかが肝心だと思う。特に田舎で。

こうして見ると、povo2.0はだいぶ安いことがわかる。ただし、2日に1回、日付が変わったタイミングで、もしくは深夜12時前に寝てしまったら朝起きたタイミングで、「データ使い放題(24時間)」のトッピングを購入しなければならない。これが面倒だろうなと思っていたのだが、povo2.0アプリの起動を含めて3タップくらいで購入できるので、まあ慣れれば面倒ではないと思う。

実際のところ、自宅にWi-Fiがある人であれば、普段は3GB/30日間みたいなプランで過ごしておいて、出張や旅行など、データを大量に使うタイミングで「データ使い放題(24時間)」を使うのが無難な使い方だろう。

テザリングでも不便を感じない必要十分な通信速度

気になる肝心の通信速度だが、普通に仕事やネットサーフィンをする分には全く不便はない。速度測定アプリで計測すると、下りは50~100Mbpsはコンスタントに出ているようだ。上りはやや遅い。ちなみに端末はiPhone 11なので、5Gは非対応である。

povo2.0(4G回線)で下り78Mbpsを記録。

YouTubeをフルHDで見ても止まることはないし、速度的には申し分ない。一方で、Amazonなどの画像の多いウェブページを開くと、全ての画像が表示されるまでにそれなりに時間がかかることがあり、若干気になる。レイテンシが大きいのだろう。

僕の自宅はフレッツ光マンションタイプをv6プラスで利用しているわけだが、その快適さに慣れていると、4Gのテザリングはバリ速というわけでは決してない。不便はない、くらいのレベルである。

自宅の光回線の代わりにテザリングはアリなのか?

さて、そろそろ本題に入ろう。自宅に光回線を引かずに、テザリングだけで済ませることはできるのか、という話だ。

今回は1週間弱の出張ということで、あくまでも限られた期間をテザリングで過ごしただけだ。一日中ネットサーフィンをしているわけでもないし、数GBのデータのやりとりが必要な仕事も特になかった。

ただ、やはり僕くらいのヘビーユーザーともなれば、さすがにテザリングだけで自宅のネット回線を完結させるのは少々難があるように感じた。先にも書いたように、レイテンシも大きいし、上りも遅い。例えば、大量のRAWデータ(1日撮影すれば数GBにもなる!)をPCに取り込んで、そこからDropboxに同期を取る場面なんかは、テザリング環境では半日かかっても終わらないかもしれない。

これはぶっちゃけ、使用頻度や使用用途によって大きく変わってくることだし、人それぞれとしか言いようがない部分でもある。

新年度ということで、新居に住み始めてこれから慌ててネット回線を契約する人も少なくないだろう。もしくは、回線引くのも面倒だからテザリングで済ませちゃおうかな、と考えている人もいるだろう。

固定の光回線を引けばマンションタイプでも4,000円くらいはかかるわけだが、いま使っている携帯回線のプランから2,000円くらいの差額でギガ使い放題に切り替ることができれば、相当な節約になることは間違いない。数年スパンで見ればかなりの節約になる。Wi-Fiルーターを買う必要もない。

もし、テザリング作戦を考えているのであれば、以下のようなデメリットがあることを理解しておく必要がある。

  • 光回線に比べると遅い。光回線なら500Mbpsくらいは出るが、4Gだと50~100Mbps前後。
  • レイテンシが大きい。クリックしてからページがしっかり表示されるまでの時間がかかる。
  • 利用端末や利用人数が多いとそれなりに遅くなる。
  • スマホのバッテリーが減る。自宅では常に給電する習慣が必要。
  • 複数の端末でファイル共有(SMBなど)を利用するには実用的ではない。ネットワークプリンタも同様。結局、家にはルーターが欲しい。

結論にもなってないのだけど、高速な回線を必要とする仕事をしているとか、僕みたいなガジェット男子というわけでもなければ、とりあえず1ヶ月くらいテザリングで様子を見てみるのもいいかもしれない。1週間経たないうちに少しでも不便さを感じたら、光回線を契約した方がいいだろう。

だいたいのマンションやアパートには壁まで光ケーブルが来ているので、申し込みから開通まではそれほど時間もかからないはずだ。フレッツ光とプロバイダを別々に契約するのは一昔前の話で、今はプロバイダとの契約のみで回線も手配してくれるし、その方が料金も安い。あとは、v6プラス対応のプロバイダと、同対応のルーターを買うことを忘れずに。

買い物しようよ!

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