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ステンレスフライパン(もしくは多層鍋)を使った焼き芋の作り方

焼き芋の季節ですね。

毎年この時期になると、父親の実家がある千葉からサツマイモがたくさん届く。一昔前はベニアズマだけだったが、最近ではシルクスイートと紅はるかを送ってくださることが多い。今どきの品種に慣れてしまうと、ベニアズマをすごく薄味に感じるが、天ぷらなんかにするにはむしろちょうどよかったりする。安納芋も流行っているけど、甘ければいいってワケでもないので、僕は紅はるかあたりが好みだ。

さて、焼き芋といえば、庭で落ち葉を焚いてやるイメージだろうか。実際のところ、落ち葉だけではイモに火が通るまでのあいだ火力を維持できないので、枝や薪を使うことになる。ただ、薪を使う場合も、火力が強すぎると表面だけ焦げて中心部は生という状態になってしまうため、薪が炭になったあたりでイモを投入して、そこから1時間は火力を管理しなければならない。といった感じで、焼き芋を本気でやろうとすると結構大変なのだ。

田舎のBBQや焼き芋に欠かせないのは、U字溝だ。

写真のように、熾火(おきび)の中にアルミホイルに包んだイモを投入するのだ。このまま1時間放置というわけにもいかず、少しずつ薪や炭を投入して、火が燃え尽きないようにしなければならない。

このときは薪ではなく、BBQで余っていた炭を使った。冬の炭はなかなかおきてくれない。チムニースターターを使っても20分くらいかかる。ちなみに、焼き芋に限った話ではないが、コストを惜しまないのなら、豆炭が断然使いやすい。BBQにこれらのアイテム持っていくとモテること必至だ。

熾火で1時間かけて焼いたイモは絶品である。

これからは焼き芋をキッチンで作る時代

さてさて、余談はここまでだ。最近では焼き芋をオーブンで作るのが当たり前になってきた。もちろん、火をたいて作ることでしか味わえないロマンはあるのだが、なんせ面倒くさいし、外は寒い。

オーブンで作る方法は非常に簡単である。オーブン皿にクッキングシートを敷いて、よく洗ったイモを並べて、160℃で90分。余熱はしなくてよい。イモは蜜が出てくるからシートを敷かないと洗い物が大変になる。アルミホイルで巻いてもいいけど、巻かなくてもいい。

これではさすがに簡単すぎて、記事が終わってしまうので、今日は、ステンレス多層フライパンを使った作り方を紹介しようと思う。先日購入したビタクラフトのフライパンが素晴らしすぎたので、調子に乗って焼き芋もやってみたのだ。

フライパンにイモを並べて、フタをして、極弱火で60分

手順は非常に簡単なのだが、上等なフライパンまたは鍋が必要である。ステンレス多層構造のしっかりしたヤツで、フタがピッタリできることが条件だ。もしくは、ストウブがあれば最適だろう。要するに、熱と蒸気を逃がさない構造であることがポイントである。

ビタクラフトのフライパンにクッキングシートを敷く。鍋のフチからはみ出したシートはハサミでカットしておこう。そうしないと、フタをしたときに隙間ができて蒸気が逃げてしまうことになる。

よく洗ったサツマイモを並べる。1本だけ作るのも電気代がもったいない気がするので、今回は3本にした。

クッキングシートを敷いて、よく洗ったイモを並べる。

イモを並べたら、クッキングシートの下に水を30ccほど注ぐ。ちなみに、60分後にも蒸発しきらずに残っていたので、もう少し少なめでもいいかもしれない。

30ccほどの水をシートの下に入れる。

フタをしたら、極弱火で60分ほど熱するだけだ。ただし、ステンレス多層フライパンやストウブの場合、弱火で始めると鍋が温まるまでに日が暮れてしまう。最初の5分くらいは中火で熱して、フタが温かくなってきたら弱火にしてあげるといいだろう。

鍋はもちろんだが、フタも超高温になっているので、触らないように気をつけよう。

フタをして、弱火で60分。

弱火というのがポイントで、サツマイモは65~80℃の温度帯がなるべく長時間になるように加熱すると甘くなるらしい。デンプンが糖化するのがその温度帯なんだとか。したがって、弱火で徐々に温度を上げていくことが、あま~い焼き芋を作るポイントなのだ。これは、火を焚いて作る場合も同じことであり、やさしい熾火で時間をかけて焼いた方が美味しくなるということである。

さて、タイマーの音がしてキッチンに向かうと、部屋中に美味しい焼き芋の匂いが漂っている。フタを開けると、店で売っているような非常にきれいな仕上がりの焼き芋ができあがっているではないか。絶対に美味いやつだと、見ただけで分かる。

できあがりの様子。フライパンもイモもかなり高温。

一応、写真を撮るためにナイフで切ってみた。想像以上にしっとり、そして、ずっしり感じられた。おそらく、火で焼くよりも水分が失われていないということだろう。僕の好みとしては、表面が軽く焦げるくらいに、もっと焼いてもよかった。

間違いなく、美味しい色。

ちなみに、このサツマイモはシルクスイートだ。甘すぎず、あっさりとした味わいで、飽きずに食べることができる。バターを添えてもよさそう。このあと、紅はるかでも試してみたのだが、甘味がはるかに強かった。どちらもそれぞれのよさがある。

この画像は、なんと調理後のフライパンだ。クッキングシートのおかげか、汚れはごく僅か。片付けも楽々である。シートを使わなくても全然問題ないだろうが、イモから出てきた蜜が直接フライパンに付くと焦げついてしまう。まあ、ステンレスフライパンは、テフロン(フッ素樹脂加工)のものとは違い、スポンジだろうが金タワシだろうが、クレンザーだろうが、ゴシゴシ洗っても大丈夫らしいけどね。

クッキングシートのおかげで、洗い物は簡単だ。

今さらなのだが、クッキングシートって実はフライパンで使ってはいけないらしい。熱くなりすぎるとパリパリと分解してしまう可能性もある。調べてみると、フライパン用のホイルシートというアイテムがあるらしい。次は使ってみよう。

というわけで、今日はステンレス多層フライパンで作る焼き芋のはなしでした。放置するだけで簡単なので、よかったら是非やってみてください。

買い物しようよ!

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