監視カメラを導入するならTP-Link VIGIシリーズがオススメ

どうも、ガジェット系ブロガーのIPPEIです。

割と最近の話なんだけど、職場で防犯のため監視カメラを数台導入するというミッションが発生して、TP-LinkのVIGIシリーズを導入したのだ。家庭用のTapoシリーズの記事は結構出てくるけど、オフィス向けのVIGIシリーズの情報はなかなか少なく、買ってみるまで分からないというバクチだったが、まあ僕の金じゃないのでAmazonで数台ポチってみたのだった。

結論からいうと、大正解だった。安くて、高画質、高機能、NVRやスマホアプリとの連携もバッチリ。国内大手のパナソニックあたりもカメラからNVRまで販売しているわけだが、なんせ高い。一方で、VIGIシリーズは高機能でありながらリーズナブル。10万円程度でカメラ5台とNVRを導入したのだから、社内での評判も上々だった。ちなみに、LANの配線から設置作業まですべて自前でやったわけだが、業者に頼んで設置するとなると倍以上のコストがかかると思われる。

広画角で高解像度、暗視も対応のカメラ

機種が多すぎて迷ってしまうのだが、屋内使用で、夜でも撮影可能なものだとこの辺がオススメだ。

4mmレンズでも画角はかなり広く、複数台のカメラを設置するのであれば十分である。個人宅で玄関やガレージに設置する場合は2.8mmレンズのモデルもよいだろう。画質はフルHDと4Kの中間くらいの解像度でありながら、H.265のコーデックに対応しているのでビットレートもかなり抑えることができる。暗くなると自動的に赤外線モードやLEDライトモードに切り替えることもできるし、ノイズもそれほど気にならない。人物検出や侵入検出に関しては、今どきの監視カメラって感じで、アプリやブラウザ上で詳細に設定可能だ。常時録画であっても動体検知くらいはオンにしておいた方が、あとからタイムラインをさかのぼって再生するときに場面を探しやすいと思う。

僕がもっとも感心したポイントは、自動露出の測光エリアを細かく設定できる点である。いくつかプリセットがあるのだが、カスタムにすると5×5分割されたエリアから自由に設定できるのである。これの何がいいかと言うと、画面の中に極端に明るい光源が映り込んでしまった際に、露出がアンダーに補正されてしまうことを防ぐことができる点だ。例えば、天井の照明であったり、外の光が差し込む窓は測光エリアから除いておくと、一日をとおして安定した明るさで録画ができるである。

玄関やガレージなど雨風の影響がある場所に設置する場合は、防水モデルを選ぼう。近いうちに自宅のガレージに設置しようと思っている。

VIGIの純正NVRも必要十分なスペック

NVR(Network Video Recorder)といえばSynologyが気になるところだが、今回は予算の関係でVIGIのNVRを導入した。何種類かあるが、8chと16chモデルがあり、それぞれにPoE対応のものとそうでないものがある。NVRとカメラとの距離が近ければPoE対応にして配線すればいいし、遠い場合は別途カメラの付近にPoEハブを用意するといいだろう。

NVR自体にHDMIとUSB端子があるので、適当なモニターとキーボード・マウスをつなげばNVR単体で設定を完結することもできなくはない。そうはいっても、PCからブラウザで設定画面を開きたい場合は、何かしらドメインがあったようななかったような…。まあ、ルーターのDHCPログを開いてIPアドレスを突き止めてから、設定画面で固定IPにしてしまえばいいだろう。

録画は常時録画や動体検知録画など好きなように設定できる。先述した測光エリアと同様に、動体検知エリアも細かく設定可能である。VIGIのNVRには、HDDは残念ながら1台しか入らない。RAIDを望む場合はSynologyのNVRが有力な選択肢になるだろう。

スマホアプリで外部からアクセスも簡単

TP-Link VIGIアプリを使えば、同一ネットワーク上にいなくても、外部からカメラやNVRにアクセスが簡単にできる。TP-Linkアカウントが必要で、複数人で使う場合は1つのアカウントを共有する必要がある。

ちなみに、アプリからも簡単な設定はできるが、ブラウザほど詳細な設定はできない。あと、意外とつまづいたポイントとして、TP-LinkアカウントにはNVRだけを登録すれば傘下のカメラが自動的に登録されるので、カメラ自体はアカウントに紐付ける必要はない。どちらも紐付けてしまうと、アプリ上に重複してカメラが表示されてしまうのだ。

PC用にもVIGIアプリが用意されていて、ネットワーク上でもそうでなくても、ライブ映像の表示や録画映像の再生が行える。NVRとは別の場所でライブ映像を表示しておきたいなんて場合も、適当なPCとディスプレイがあれば実現可能だ。

また、今どきの製品なら当たり前だが、ルーターのポート解放などは特に必要ない。そして、意外とサクサク動く。ルーターを設定してポート転送してあげれば、よりスムーズに動くのかもしれない。

家を建てるときにLANケーブルを配線しておこう

今回はオフィスでの設置だったが、それにしてもLANケーブルの配線は実に大変だ。天井裏は既存のLANケーブルはもちろんだが、電力線やエアコンの配管で大混雑なのだ。個人宅であっても、家を建てる際にはLANケーブルはしっかり配線しておいた方が無難だ。20年先でも使えるように、その時代に導入できる最上位規格のケーブルを選んでおこう。僕の家は、悲しいことにCat5eだ。いま施工するならCAT6Aにしておいた方が無難だろう。CAT6に対して頑丈なケーブルなので、取り回しは大変だと思われる。また、天井裏にもACコンセントがあると、PoEハブやTVブースターを設置するときに便利だ。

それこそTP-Linkはじめ各社からメッシュWi-Fiが出そろっている昨今、有線LANなんていらないだろうという意見もあるかもしれない。しかし、全室にWi-Fiを設置するにしても、メッシュよりもイーサネットバックホールの方が圧倒的に高速だし、数年以内に10Gのイーサネットが当たり前になるだろうし、PoEもあるし、やっぱりLANケーブルを引いておいた方が絶対にいいと僕は思う。

さてさて、今日はTP-LINKの監視カメラが結構コスパ高いのでオススメという話でした。設置や設定もそれほど難しくないので、ネットワークの知識がある方であればすんなりと導入できると思います。

買い物しようよ!

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