自宅の天井裏にPoEハブを設置した

どうも、こんばんは。IPPEIです。

最近物騒なニュースが多く、自宅の軒下にも防犯のために監視カメラを設置してみたくなった。最近は監視カメラも1万円台から上等なものが手に入るようになってきたし、なかにはWi-Fi対応のヤツも多い。一般家庭で使う場合はWi-Fiモデルでもいいような気もするが、結局近くに電源が必要になる。そう考えるとPoEモデルが手っ取り早い。

というわけで、まずは天井裏にPoEスイッチを設置して、そこから監視カメラまでLANケーブルを引く工事をすることにした。業者に頼めば数万円はかかりそうだが、僕はひととおり工具を持っているので、材料費だけで済みそうである。

ところで、僕の自宅は新築時に、リビングから各部屋にLANケーブルを引いてもらってあった。一昔前ということもあり、ケーブルはCat5e。天井裏に上って確認すると、LANケーブルはむき出しではなく、PF管をとおして各部屋に引かれていることがわかった。PF管を途中でカットして、そこにPoEスイッチを設置することにしよう。

既存のCat5eケーブルをCat6に交換する

それにしても、令和の時代にもなってCat5eのケーブルというのも精神衛生上よろしくないので、Cat6のケーブルに入れ替えてしまうことにした。Cat6Aという選択肢も考えたが、ケーブルの取り回しなども考えてCat6にした。Cat6でも2.5Gbpsなら大丈夫だろうし、距離が長くなければ10Gbpsでもリンクできそうな気もする。

LANケーブルの引きなおし作業は実は簡単だ。古いケーブルに新しいケーブルをつないで、反対側から古いケーブルを引っぱればいいのである。

壁のパネルを外したら、古いケーブルを切断してしまおう。

皮膜を5cmほど剥いて、リングスリーブで圧着する。ケーブルを入れ替えるためだけの作業なので、雑でOK。

ピンボケ失礼。滑りをよくするために、絶縁テープで巻いておく。あんまり太くならないようにしたい。

反対側からぐいぐい引っぱっていると、そのうち新しいケーブルが顔を出してくれる。ただ、どうしても引き込まれる方のケーブルが絡んでしまうので、できれば2人いると作業しやすい。

Panasonicのコンセント用モジュラジャックを用意した。もちろんCat6対応。ホームセンターにもたいてい置いてあるけど、たくさん買うならAmazonが安い。

きれいに処理して、コンセントボックスに戻せば作業完了だ。

コンセントボックスに取り付ける前に、LANテスターで一応チェックしておこう。

余談だが、同じコンセントボックスに収納されているTV端子がかなり無理がある状態で設置されていた。同軸ケーブルの処理も雑だ。これもやはり精神衛生上よろしくないので、首が曲がるタイプに交換することにした。

首が曲がるタイプなんて田舎のコメリにあるわけないだろうと思いつつ行ってみたら、ちょうど2つだけあった。

これでバッチリ。個人的には、同軸ケーブルの加工は、LANケーブルよりも難しい。慣れてしまえばどうってことないけど。

コンセントボックスに元どおりに固定すれば完了だ。

天井裏のLANケーブルを途中で切断して、PoEスイッチを設置する

LANケーブル入れ替えの作業、実は、モジュラジャックに接続する作業を前にしていったん中断していたのだ。なぜかというと、天井裏にPoEスイッチを設置するために、LANケーブルの長さにちょっと余裕が必要だったからだ。

これから書くPoEスイッチを設置する作業が終わってから、部屋のコンセントボックスの作業をすることになる。記事の都合上、順番が前後しているが、あしからず。

新しいLANケーブルを通したPF管を途中で切断する。上下方向に通っている黒いPF管である。1メートルほど引っ張り、LAN端子を取り付ける。

かっこつけてPVKボックスを新設した。左から出ている白いPF管のうち、上は玄関に新設した監視カメラに、下はカーブして(写真には写っていないが)緑色のLANケーブルが3本出てきている。PF管も切りっぱなしだと虫が入ったりしてもイヤなので、隙間を埋めるような工夫が欲しいところだ。

PoEスイッチは柱に結束バンドで固定した。ACアダプタも本体よりも高い位置にうまく固定できた。電源は、TVブースター用にコンセントがあったので、そこから延長コードで引いてきた。

PoEでもそうじゃなくても、天井裏にスイッチングハブを設置するのは、既存のLANケーブルと電源があればそれほど難しい作業ではない。電源がない場合も、天井裏であれば好きなところにコンセントを新設することは簡単だろうが、電気工事の資格が必要になる。今どきの家であれば、少なくとも1か所くらいはコンセントあるだろうけど。

PF管関連のアイテムは、Amazonよりもホームセンターで現物を見てイメージしながらの方が買いやすいと思う。PF管もホームセンターによっては切り売りしてくれるところもあるかもしれない。

というわけで、天井裏にPoEスイッチを設置して、ついでに既存のCat5eケーブルをCat6に交換する作業は、意外と簡単にできた。作業自体は1日だったが、事前に天井裏に登って作戦を練ったり、材料を用意したり、という手間もかかっている。それでも、業者に頼むよりDIYしたほうが圧倒的に安くあがるし、なにより楽しい。

次回はいよいよ監視カメラの設置編である。ではまた。

買い物しようよ!

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