Intelの無線LANモジュールとNECアクセステクニカの無線ルーター(Atherosチップ)の相性が悪いということについて、今までに何回か書いてきましたが、3回目の記事はなんとびっくり、Broadcomの無線LANモジュールに載せ替えたという敗北宣言のようなオチです。

買ったのは、Broadcom BCM943224HMS(楽天に飛びます)というモジュールで、a/b/g/n 2x2対応の最もオーソドックスなタイプです。間違ってもBluetooth 4.0搭載のものなどは選びませんでした。1,600円ほどです。メール便で届きます。

もう換装も3回目になるので慣れたもので、15分ほどでできるようになりました。今後は802.11acなんてものも普及してきて、無線LANを載せ替えたくなることもあるでしょう。そのときはIPPEIをお呼びください(笑)。

それで、肝心の結果はこんな感じになりました。

201302_speedtest_broadcom

まあ、Intelとさほど変わりませんね。何度か試してみても上限が下り120Mbps、上り100Mbpsくらいだったので、Intelの方が最大値は高いかなという印象です。まあ、インターネットで速度測定してるので、今日の回線が遅いのかもしれませんが。本当ならLAN内だけでテストしたいところですが、まともなPCが1台しかないので…笑。

安定性はまだなんとも言えませんが、今のところ好調です。ページが落ち始めるまでの時間が若干短くなったかなという感じがします(気のせいかもしれませんが)。あとは、下りは安定性が高い一方で、上りは速度が波打つ感じの時があります。上の結果はたまたまよかったときで、悪いときは測定品質の値が60前後まで落ちます。それでも速度は60Mbpsくらいは出るので全然問題ないのですが。

他に気になったことといえば、認証・接続がIntelより全然速いです。他のネットワークに切り替えるのも1秒半~2秒くらいです。これはなかなか好印象です。

それから、ドライバはBroadcomのサイトに置いてないみたいで、Windows 8が自動インストールしたものを使っています。DellやHPなどのサイトも見てみたのですが、それらしきものは見つからなかったし、Windowsのドライバが2012年3月と割と新しかったので、オッケーってことにしました。ちなみに、Broadcom 802.11n Network Adapterという名称で、バージョンが5.100.245.20です。より新しいドライバの入手方法を知っている方、是非教えてください。

というわけで、とりあえずこれでようやく完結です。電波って本当に奥が深いですね。というか、今さらだけど、802.11nとかのルールを設けてるんだから、メーカー違ってもちゃんとつながるようにしてくれよって話です。おかげで手元に2枚も無線LANモジュールが余ってしまったではないか。まあいい勉強にはなったけどね。

NECアクセステクニカって昔からずっとAtherosチップだよね。ではでは。

以前の記事

IntelとNECの組み合わせで無線LANが不安定に(未解決編)

IntelとNECの無線LAN相性問題(続編)