学教教育は「おカネ」のことをほとんど教えてくれなかった
少し前にMoneytreeというアプリが大変素晴らしいという記事を書いたのだが、それはつまり、自分の金融資産が視覚的に把握できるという点においてである。現金預金がいくら、証券口座がいくら、クレジットカードの負債がいくら、...
多様性なんて口先ばかりの世の中だけど
芥川賞を受賞したと話題になった村田沙耶香「コンビニ人間」、友人たちから読んだという話をちょくちょく聞いたので、気になって僕も読んでみることにした。ちなみに僕は、単行本はめったに買わず、文庫化されるのを待つ派である。だが、...
朝井リョウ「少女は卒業しない」
朝井リョウの小説を読むのは、「桐島、部活やめるってよ」に続いて2冊目だ。今回紹介するのは、廃校になる高校の最後の卒業式を描いた短編集「少女は卒業しない」である。以前からずっと気になっていて、文庫化されたら読もうと思ってい...
石田衣良「うつくしい子ども」
積ん読を少しずつ読み進めているこのごろ。ずいぶん久しぶりに石田衣良を読んだ。本棚で眠っていた「うつくしい子ども」という小説で、それは1999年に単行本、2001年に文庫本が発売された。 緑豊かなニュータウンを騒然とさせた...
キャリアデザインという茶番
大学を卒業して社会人になって、早いもので半年が過ぎた。気がついたときには半世紀が過ぎていると思うと、恐ろしくなって戦慄が走る。まだなんとも、この感覚が正常なのかわからないが、僕の職場はそこそこ楽しい。そして、予想以上に「...
片隅にあるト音記号
正直なところ、今までにこれほどまで僕の心をつかんだフレーズはなかった。たとえ、その作品がAmazonのレビューでくそったれに酷評されていたとしても、それでも僕はこの小説が好きだ。これだよ、と思った。 今日はグラウンドが楽...
救われる小説の心地よさ
僕はこう見えても、ハッピーエンドな小説や映画が結構好きだ。誰かさんは、ハッピーエンドなんて糞食らえだ、と言うかもしれないが、一周回って好きになるときがくるはずだ。まあ、ハッピーエンドでなくてもいいんだけど、なんだろう、適...
The Social Network
The Social Network(邦題:ソーシャル・ネットワーク)を、今さらながら見た。映画が公開されたとき、どうせFacebookの誕生と成長を描いたイケイケなストーリーだろうと勝手に決めつけて、見ようとしていなか...
辞書を引くことの楽しさ
iPhoneのアプリの中で、メールやTwitterといった類いに次いでよく使うものといえば、大辞林だ。数ヶ月前に買って、最初はあまり使わなかったのだが、じわじわと使うようになってきて、今では必須アプリのひとつとなった。
桃栗3年、ジャズ半年
僕の友人に、ジャズが嫌いという人がいる。ラーメンが嫌いという人ならたまにいるけど、ジャズが嫌いという人にはなかなか出会あったことがない。たぶん、初めてだ。なんでも、崩した感じの演奏と、サックスの音色が好きじゃないらしい。...
AirMac Expressで洒落乙にAirPlay
たまには買ったもののレビュー記事でも書きましょう。ここ1年間で買ったものが山ほどあって、どれも素晴らしい製品ばかりだったのだけど、なかなかレビュー記事って書けないものです。書けば長くなってしまうし。笑 さて、今回買ったの...
理系バカと文系バカ ― カテゴライズ好きな日本人
ブログを書いていると、書こうと思っていたテーマから次第に脱線していって、結局テーマが変わってしまい、最後にはタイトルを変更して公開する、なんてことはもはや常である。頭の中には常に書きたいトピックが転がっていて、しかもそれ...